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頭のゆがみの基本

なぜ赤ちゃんの頭はやわらかい?赤ちゃんの頭の骨の仕組みとゆがみの関係

2020年6月5日

赤ちゃんの小さな頭を触ってみると、そのやわらかさに驚く方もいるかもしれません。実際に赤ちゃんの頭はそのやわらかさゆえに、ゆがみを引き起こしやすいと言われており、赤ちゃんの頭のゆがみを気にされる保護者の方もたくさんいらっしゃいます。なぜ、赤ちゃんの頭は大人と比べてやわらかいのでしょうか。やわらかい赤ちゃんの頭をゆがみから守る方法はあるのでしょうか。今回は、赤ちゃんの頭の骨の仕組みとゆがみの関係について解説します。

赤ちゃんの頭の骨はどうしてやわらかくゆがみやすいの?

まず、赤ちゃんの頭の骨がどうしてやわらかいのか、頭蓋骨の仕組みから紐解いていきましょう。

赤ちゃんの頭の骨はまだくっついていないからやわらかい

頭蓋骨は最初から大きな一つの骨でなく、前頭骨、頭頂骨、後頭骨などの複数の骨が組み合わさることで、丸い形を作っています。骨が十分に発達した大人ではこれらの骨の境目がしっかりとくっついているのですが、赤ちゃんの場合はまだそれぞれの骨がくっついていません。骨の間にはすき間が空いており、触るとぷにぷにとやわらかさを感じます。これが、私たちが感じる「赤ちゃんの頭のやわらかさ」の正体です。

骨と骨にすき間があるのは出産時の頭の圧迫をやわらげ、生後の脳の成長を邪魔しないため

なぜ、赤ちゃんの頭は最初からしっかりとくっついておらず、骨と骨のあいだにすき間がある状態なのでしょうか。これには2つの理由があります。

一つは、出産時に産道から受ける圧力を吸収して、圧迫による頭の変形をなるべく抑えるため。もう一つは、生後に急拡大にする脳の成長を邪魔しないようにゆとりを持たせるため。

赤ちゃんの頭の骨は生まれてから少しずつ硬さを増し、分かれていた骨も徐々にくっついていきます。そうして2歳頃までには骨と骨のすき間も閉じ、ぷにぷにした部分もなくなってしっかりとした丈夫な頭ができあがるのです。

赤ちゃんの頭の骨はどんな場合にゆがみやすいの?

赤ちゃんの頭の骨は、全体がくっつくまではやわらかくゆがみやすいのですが、とくに赤ちゃんの頭がゆがみやすいシチュエーションは多岐にわたります。逆子や多胎妊娠などの子宮内の環境、吸引分娩や難産などの出産時の環境、寝ぐせ、向きぐせなどの生まれた後の環境とさまざまです。

子宮内の環境や出産時の環境はお母さん自身ではほとんど避けようがなく対策を取ることが難しいですが、寝ぐせや向きぐせなどの生まれた後の環境については、生活の工夫などによってゆがみを防いだり、すでに起きたゆがみの改善を図ったりすることが可能です。

また、まれではあるものの、赤ちゃんの頭のゆがみの原因の一部には病気がかかわっている可能性もあります。その場合には赤ちゃんの今後の成長や健康のためにも、早めの治療が必要です。赤ちゃんの頭のゆがみが軽い場合でも、気になる場合は一度かかりつけの医師に相談してみると良いでしょう。

赤ちゃんの頭の骨はいつまでゆがみやすいの?

赤ちゃんの頭の骨は、生まれた後、硬さが増して骨が閉じてくる1歳半から2歳頃まではゆがみやすいと考えてよいでしょう。特に寝返りやハイハイがまだできない時期は、ずっと寝ている状態になり寝ぐせがつきやすいです。そのため、対策をしないとどんどんゆがみが強くなっていくこともあります。

一方、寝返りやハイハイ、うつぶせで顔を上げるなどができるようになってくると、頭がベッドや床についている時間が減ってゆがみが気にならなくなるケースもあります。

赤ちゃんの頭のゆがみを防ぐ方法は?

赤ちゃんの頭のゆがみを100%防げる方法はありません。ただし、先ほども述べたように生活上の工夫をすることによって、ゆがみが軽度であればその進行を抑えやすくなります。

いつも同じ向きで寝ないよう、赤ちゃんが起きているときにはおもちゃなどを使っていつもと違う方向を向かせる、抱っこのバリエーションを増やして同じ頭の面が腕につかないようにするなどの工夫があります。ほかにも、腹ばいができるようになったら保護者の見ているところで腹ばいにさせるのもよいでしょう。

このような姿勢の工夫は赤ちゃんの頭のゆがみの対策になるだけでなく、お母さん、お父さんと赤ちゃんのスキンシップにもよい役割を果たします。

ゆがみが進む、ひどくなる場合は医師に相談

姿勢を工夫しても、月齢が進むにつれゆがみが強くなるケースもあります。その場合には病気の可能性や今後の発育への影響も考えて、なるべく早めに医師に相談することをおすすめします。

相談先はかかりつけの小児科医が身近で相談しやすいでしょう。いつからゆがみが気になるようになったか、ゆがみ以外に気になる症状はないかなどをあらかじめまとめておくと、診療がスムーズです。

最近では、頭のゆがみを専門的に診てくれる「赤ちゃんの頭の形外来」と呼ばれる外来も一部の病院に設置されています。ここでは小児科医だけでなく脳神経外科医、形成外科医などの赤ちゃんの頭のゆがみに関するスペシャリストの医師が、総合的に赤ちゃんの頭を診てくれます。

「たかが頭のゆがみ」と放置せず、赤ちゃんの頭のゆがみが気になったら気軽に医師にご相談ください。ゆがみの程度が強い場合には「ヘルメット治療」などの専門的な治療を受けられることがあります。お一人で悩まず、ぜひ医師にご相談ください。

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

監修者橋都 浩平 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

お子さまの頭の形でお悩みのご家族の方へ

この相談室は、医療機器メーカである株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが運営。赤ちゃんの頭の形に関する疑問・質問を受けつけています。
向き癖やヘルメット治療について。お悩みになっていること、もっと知りたいことなど、ぜひお気軽にご相談ください。
相談室スタッフが、専門医院のご紹介等、最適な解決策をお答えします。

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赤ちゃんの頭の歪みを測定するため、専門医の全面監修を受けて開発されたアプリです。撮影画像をもとに頭のゆがみ度をグラフにし、見える化。頭のゆがみ度をチェックできるとともに、医師への相談時にも役立てることができます。

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