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頭のゆがみと発育

生後3ヶ月で気になる頭のゆがみ、病院へ行くべき?

2020年6月2日

日々すくすく成長する赤ちゃん。生後3ヶ月にもなると出生時と比べて体重が2倍ほどになり、我が子の成長を実感できる時期です。成長が楽しみな一方で、気になるのが頭のゆがみ。最初は「しばらくしたら治るかも」と様子を見ていたけれど、なかなか頭のゆがみが改善せずに心配になる保護者の方もいるのではないでしょうか。今回は生後3ヶ月でみられる頭のゆがみについて解説します。

生後3ヶ月の頭のゆがみはなぜ起こる?

そもそも、なぜ赤ちゃんの頭がゆがんでしまうのか、その理由をみていきましょう。

子宮の中での環境

赤ちゃんの頭のゆがみは、お母さんのお腹の中にいるときから始まっていることがあります。さまざまな要因により子宮内が狭い状態だと、赤ちゃんのいる空間が制限されて頭が圧迫され、ゆがみを引き起こすことがあるのです。

子宮内が狭くなる要因として、初産や双子などの多胎児などがあります。

出産時の環境

出産時の状況によって頭のゆがみが生じることもあります。たとえば逆子の場合、生まれる際にお母さんの腹腔へ押し込まれるようにして生まれてくるため、頭が伸びた状態になることも少なくありません。また、難産の場合も赤ちゃんの頭が産道に圧迫されてしまい、変形が生じやすいです。吸引分娩も頭が引っ張られることから、縦に細長くなってしまうことがあります。

向きぐせ

向きぐせは赤ちゃんの頭のゆがみとして多い原因です。寝ているときの向きや抱っこの向きが一方向に偏っていると、頭の同じ面ばかりがベッドについてしまいゆがみが進んでしまいます。

頭蓋骨縫合早期癒合症などの病気

まれではありますが、病気によって頭のゆがみが起きていることもあります。頭のゆがみが生じる代表的な病気が「頭蓋骨縫合早期癒合症(ずがいほうごうそうきゆごうしょう)」です。生まれたばかりの赤ちゃんは大人と違い、頭蓋骨が7つのピースにわかれています。通常は脳の成長にしたがってこのピースが少しずつ閉じてひとつの骨となっていくものが、何らかの理由によって脳の成長を待たずに早く閉じてしまう病気です。頭蓋骨縫合早期癒合症を発症すると頭の形がいびつになるだけでなく、頭蓋内圧が高まって脳の発達にも影響を及ぼすことがあると言われています。

頭蓋骨縫合早期癒合症の場合は赤ちゃんの発育にも影響することから、早期の発見・治療が必要です。

生後3ヶ月の頭のゆがみは病院へ行くべき?

頭のゆがみがある場合に病院を受診すべきか悩む方も多いことでしょう。結論として、頭のゆがみが気になった時点でできるだけ早めに一度病院を受診することをおすすめします。先ほども述べたように頭のゆがみが病気によって生じるケースもあるからです。

頭のゆがみが病気によるものでなくても、ゆがみの程度が強いと赤ちゃんの神経発達や運動発達に遅れが出るケースも報告されています。ですから、頭のゆがみの進行を抑えるためにも、いつまでも様子見をすることは避け、かかりつけの小児科医などに早めに相談してください。

生後3ヶ月の頭のゆがみを改善するには?

生後3ヶ月であれば、病気の場合を除いて、成長にしたがい自然に頭の形が気にならなくなるケースもあるようです。そのため、受診しても積極的な治療をせず、医師の定期的な診察を受けながらしばらく様子を見ることもあります。

しかし、経過観察中であっても家庭内でできる頭のゆがみ対策があります。寝る姿勢を変える、抱っこの向きを変えるといった体位変換です。赤ちゃんの頭の骨はやわらかく、外からの圧力を受けて変形しやすくなっています。同じ姿勢を取り続けたままだと頭のゆがみを助長してしまうおそれがあることから、積極的に姿勢を変えることがよいと言われています。

縦抱きや保護者が見ているところで腹ばいにさせるなど、頭の同じ面が常に下にならないように工夫してみましょう。無理に姿勢を変えようとすると赤ちゃんがいやがることもあるため、おもちゃを使って気をひくなどすると、赤ちゃんに負担を掛けずに姿勢を変えられます。

それでも頭のゆがみの改善が見られず、ゆがみが進行していく場合には「ヘルメット治療」と呼ばれる頭のゆがみを矯正する治療を検討することもあります。

赤ちゃんの頭のゆがみは放っておかず、早めの受診を

赤ちゃんの頭のゆがみは見た目以外にも、健康に影響が出ないか心配になるものです。お子さんの頭のゆがみが気になったら自己判断で放っておくことは避け、一度医師の診察を受けましょう。適切な治療の機会を得られるだけでなく、医師から治療の方針やアドバイスを受けることで保護者の方も安心でき、冷静に赤ちゃんの頭のゆがみに対処できるようになるメリットもあります。

赤ちゃんの頭のゆがみは治せないものではなく、適切な治療や工夫で改善されることもあります。そのため、一人で悩まずにまずは医師へ相談することをおすすめします。

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

監修者橋都 浩平 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

お子さまの頭の形でお悩みのご家族の方へ

この相談室は、医療機器メーカである株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが運営。赤ちゃんの頭の形に関する疑問・質問を受けつけています。
向き癖やヘルメット治療について。お悩みになっていること、もっと知りたいことなど、ぜひお気軽にご相談ください。
相談室スタッフが、専門医院のご紹介等、最適な解決策をお答えします。

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