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ヘルメット治療のこと

ヘルメット治療は安全・危険?

2020年3月3日

赤ちゃんの頭のゆがみの改善を図る治療法としてアメリカから始まり、現在は日本でも行われているヘルメット治療。ヘルメット治療を取り扱う病院も増えており、この治療法に関心を持つ保護者の方も増えてきています。しかし、ヘルメット治療は安全なのでしょうか。今回は、ヘルメット治療の安全性などについて解説します。

ヘルメット治療の概要

ヘルメット治療は赤ちゃんの頭のゆがみの改善を期待する治療法として、近年注目されています。日本国内でもヘルメット治療を取り扱う病院が増えつつあります。まずはヘルメット治療とはどんな治療なのか、解説します。

ヘルメット治療とは

ヘルメット治療とは、頭のゆがみのある赤ちゃんに対して専用のヘルメットをかぶせることで、頭のゆがみの改善を図る治療法です。1970年代にアメリカの医師が、頭のゆがみを持つ自身の赤ちゃんに対してヘルメット治療を行ったことが始まりとされ、欧米を中心にさまざまな治療用ヘルメットが開発・販売されるようになりました。

ヘルメット治療開始の適切な時期と治療のメカニズム

ヘルメット治療を始めるのに適切な時期は生後3カ月から7カ月とされています。この頭の骨のやわらかい時期にヘルメット治療を開始することで、赤ちゃんの頭のゆがみがさらに進むことを防ぐと同時に、すでにゆがんでいる部分に適度な圧力をかけてゆがみを整えていきます。

赤ちゃんの頭のゆがみの原因とヘルメット治療の適応

赤ちゃんの頭のゆがみの原因には大きく、病気によるものと寝ぐせ・向きぐせといった外部からの圧力によるものの2つがあります。ヘルメット治療は主に寝ぐせ・向きぐせによる頭のゆがみに対応しています。また、ゆがみの程度が中等度以上で,専門医がヘルメット治療を行うことが妥当と判断した場合に,ヘルメット治療の適応となります。

ヘルメット治療のよくある誤解

ヘルメット治療を検討するにあたって、安全性や効果の程度など、気になる点は多いもの。ここでは、ヘルメット治療についてのよくある誤解や気になる点について見ていきましょう。

「ヘルメット治療は危険」という誤解

「ヘルメット治療は危険」と誤解されている方もいるようです。しかし、病院で医師の適切な治療・指導のもとで行われるヘルメット治療の安全性は高いと考えられます。厚生労働省の認可を受けているヘルメットもあります。

医師によって治療に最適な月齢か、治療効果が見込める状態かなどを判断し、それぞれの赤ちゃんに合わせたオーダーメイドのヘルメットを作成します。そして医師による定期的なチェックで治療の進み具合やトラブルの有無などを確認するため、万が一何かあったときでも相談しやすいのです。

一方、医師の指導なしに、赤ちゃんの頭の変形を矯正すると謳う市販のヘルメットで頭のゆがみを治そうとすることは、健康被害のリスクがあるため避けたほうがよいでしょう。

赤ちゃんの頭のゆがみの改善のためにヘルメット治療を希望する際には、必ず医師に相談してください。

「ヘルメット治療は効果がない」という誤解

ヘルメット治療は効果がないと思う方もいるかもしれません。たしかに、ヘルメット治療は、治療を始める時期や赤ちゃんの頭のゆがみの程度により治療効果が異なります。治療開始時期が遅すぎる場合やゆがみの程度がひどくヘルメット治療だけでの改善が難しい場合は、期待するほどの効果が見込めない可能性があります。

ヘルメット治療で治療効果が見込めるかについては専門医による判断が必要です。まずはヘルメット治療を行っている医療機関に問い合わせ、医師に相談することをおすすめします。

「ヘルメット治療はいつ始めても効果がある」という誤解

ヘルメット治療には、最適な治療開始時期があります。治療を始めるのに最適な3~7カ月を過ぎてしまった場合は、期待しているよりも効果が見込めない可能性があることは知っておいたほうがよいでしょう。

赤ちゃんの頭はやわらかく、ちょっとした外部からの圧力で変形しやすいのです。ヘルメット治療は赤ちゃんの頭の骨がやわらかい時期に頭を外圧から守ると同時に、この時期の赤ちゃんの頭の特性を利用して,すでに起こったゆがみに適度な加圧をすることで正常な頭の形に近づけていきます。

赤ちゃんの頭の骨は脳の発達に合わせて7カ月頃までに急成長します。その後、成長はゆるやかになり、1歳半頃には赤ちゃんの頭の形がほぼ決まります。この頃にはバラバラのピースだった赤ちゃんの頭の骨もくっついて、頭の骨全体の硬度が増していくのです。

治療に適する生後3~7カ月を過ぎて治療を開始した場合,まったく効果がないとは言い切れませんが、最適な時期に開始するよりも治療効果は乏しくなると考えられます。

ヘルメット治療を始めるには

ヘルメット治療を始めたいと思ったら、どうすればよいのでしょうか。

ヘルメット治療は現在、すべての病院で受けられる治療ではありません。治療を実施している病院は限られるため、治療用ヘルメットを取り扱うメーカー・販売店のホームページ等からお近くの提携病院を探すか、かかりつけの小児科の医師に相談して紹介してもらって受診先の病院を決めます。

ヘルメット治療は保険適用ではない自費診療で、費用は病院や使用するヘルメットの種類によって異なります。費用についての詳細は受診予定の病院で確認しましょう。

まとめ

ヘルメット治療は、医師のもとで適切に行われるものであれば安全だと考えられます。しかしヘルメット治療は治療を希望すれば必ず受けられるものではなく、医師による判断のもと適応になるかどうかが決まります。

赤ちゃんの頭のゆがみが気になってヘルメット治療を希望する場合は、ヘルメット治療の取り扱いのある医療機関に一度相談してみましょう。治療に関する不安や悩みについても、気軽に医師に尋ねてみてくださいね。

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

監修者橋都 浩平 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

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この相談室は、医療機器メーカである株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが運営。赤ちゃんの頭の形に関する疑問・質問を受けつけています。
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