• Facebook
  • Twitter
  • メール
頭の形について相談する
03-6555-4030

お問い合わせ03-6555-4030

頭のゆがみの治療法

赤ちゃんの頭の歪みが気になったら、早めに病院へ

2020年2月7日

赤ちゃんの頭の歪みに悩む方はめずらしくありません。赤ちゃんの頭の歪みは長年、自然に治るものと考えられていましたが、成長にしたがい気にならなくなることはあっても、完全に治ることはないと言われています。この記事では、赤ちゃんの頭の歪みを治す方法について、頭の歪みの種類別に紹介します。

赤ちゃんの頭の歪みは自然に治らない

赤ちゃんの頭の歪みが自然に治ることはありません。頭の歪みが軽度である場合は、成長にしたがって髪型などで隠れて気にならなくなることもあります。しかし、頭の歪みが中等度以上の場合は、向き癖が治らずにかえって頭の歪みを助長させてしまいます。

また、次に述べる病気が原因の頭の歪みの場合は、赤ちゃんの発育に大きな影響が及ぶこともあり、早期の診断・治療が必要です。

赤ちゃんの頭の歪みの種類

赤ちゃんの頭の歪みは、病気によるものか外部要因によるものかによって大きく2種類に分けられます。

脳と頭蓋骨の成長がズレる、頭蓋骨縫合早期癒合症

赤ちゃんの頭蓋骨は、生後急速に成長する脳の圧迫を避けるため、産まれてくるときにはいくつかのピースに分かれています。そしてじゅうぶんに脳が成長すると次第にばらばらのピースがお互いに癒合して閉じていきます。

頭蓋骨縫合早期癒合症(ずがいこつほうごうそきゆごうしょう)は、赤ちゃんの脳の成長にしたがってゆっくり閉じていくはずの頭蓋骨が、何らかの原因により本来より早く閉じてしまう病気です。早く閉じてしまった部分の頭蓋骨はそれ以上大きくなることができず、頭の形がいびつになってしまいます。

頭蓋骨縫合早期癒合症が生じると頭の歪みが起こるだけでなく、脳の成長を妨げてしまい精神発達・運動発達の遅れが見られることもあります。顔面にも変形がある場合は眼球突出が起こり、上気道が狭くなることによる呼吸障害のリスクが生じます。

このように、頭蓋骨縫合早期癒合症はさまざまな部位に影響が及ぶことから早期の治療が必要です。

外からの力によるゆがみ、位置的頭蓋変形症(斜頭症、短頭症、長頭症)

位置的頭蓋変形症は、外部から頭に圧力がかかることによって生じる頭の歪みを指します。赤ちゃんの頭蓋骨はこれからの脳の成長に合わせるためにやわらかくできていることから、ちょっとした圧力で変形しやすいのです。

頭を上から見て後頭部が斜めになった状態を斜頭症、後頭部が平らになっていて頭の横幅が広い状態を短頭症、後頭部が伸びて細長くなった状態を長頭症と言います。

位置的頭蓋変形症が生じる要因として、子宮内が狭い、逆子で産まれたなどの子宮内の環境、難産や吸引分娩などの分娩時の環境、いつも同じ方向を向いているなどの生活の環境などがあります。

頭の歪みが大きいと、見た目が気になる、メガネや帽子が合わせづらい、噛み合わせが悪いなどの問題が生じます。精神発達、運動発達の遅れなど健康面で影響が出てくる可能性も近年指摘されており、位置的頭蓋変形症にも治療が必要との考えも増えてきています。

頭蓋骨縫合早期癒合症の赤ちゃんの頭の歪みの治療

頭蓋骨縫合早期癒合症が原因で頭の歪みが起こっている場合の治療は手術となります。主に、「頭蓋形成術」と呼ばれる手術が行われます。変形している部分の頭蓋骨を切り出して骨の形を本来の形に直し、元の場所に戻すことで頭の歪みを治す大がかりな手術です。

手術は、変形が広範囲に広がる前の1歳以下の段階で行われます。顔面に変形が生じている場合の顔面の手術は、基本的に就学期(小学校入学)以降まで待ってから実施することが多いです。ただし、顔面の変形による呼吸障害や眼球突出がある場合は、就学期を待たずに早めに手術を行います。

位置的頭蓋変形症(斜頭症、短頭症、長頭症)の赤ちゃんの頭の歪みの治療

位置的頭蓋変形症の場合は、頭の歪みの程度や赤ちゃんのご家族の希望にあわせてヘルメット療法を行います。

ヘルメット療法とは、赤ちゃんの頭の形にあわせたオーダーメイドのヘルメットを作成し、赤ちゃんにかぶせることで頭蓋骨の成長を誘導し頭の歪みを矯正する治療法です。まだ頭蓋骨がやわらかい生後4~6カ月のあいだに治療を始めることが望ましいとされています。
赤ちゃんの頭の歪みの程度や治療の進み具合によりますが、おおよそ1歳半頃には治療を終えます。

頭の歪みの程度が強く、変形が固定されてしまった場合(おおよそ2歳以降)は、ヘルメット療法を行うことができず、頭の歪みを治すには手術が必要となります。

赤ちゃんの頭の歪みを治すには早めに病院へ

赤ちゃんの頭の歪みは、歪みの原因の特定や治療をできるだけ早く行うためにも早期に病院を受診することが大切です。まずはかかりつけの小児科医に相談し、頭の歪みの状態によって必要であれば脳神経外科や形成外科を紹介してもらうとよいでしょう。

そのまま放置しておくと頭の歪みが進行したり、治療が間に合わなかったりする可能性があるので、悩まずに早めに医師に相談してください。

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

監修者橋都 浩平 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

お子さまの頭の形でお悩みのご家族の方へ

この相談室は、医療機器メーカである株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが運営。赤ちゃんの頭の形に関する疑問・質問を受けつけています。
向き癖やヘルメット治療について。お悩みになっていること、もっと知りたいことなど、ぜひお気軽にご相談ください。
相談室スタッフが、専門医院のご紹介等、最適な解決策をお答えします。

アプリで頭の形を測定してみよう!

赤ちゃんの頭の歪みを測定するため、専門医の全面監修を受けて開発されたアプリです。撮影画像をもとに頭のゆがみ度をグラフにし、見える化。頭のゆがみ度をチェックできるとともに、医師への相談時にも役立てることができます。

app-mockup App Storeからダウンロード
app-mockup

PAGE TOP