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頭のゆがみの治療法

ドーナツ枕で頭のゆがみは治るのか?ドーナツ枕の効果と病院で受けることのできる治療法

2020年2月27日

赤ちゃんの頭を向き癖などによるゆがみから守るため、ドーナツ枕を使用している方は多くいます。実際に、子供用品店やインターネットではさまざまな種類のドーナツ枕が販売されています。ドーナツ枕によって頭のゆがみを治すことができるのでしょうか。

ドーナツ枕とは

ドーナツ枕とは、円状で中央がドーナツの穴のように空いている、あるいはくぼんでいる枕です。赤ちゃんのやわらかい頭をゆがみから守ることを目的に使用する方も多く、大きさや素材、硬さによってさまざまなドーナツ枕が販売されています。

実際に、赤ちゃんの頭のゆがみに対してドーナツ枕は有効なのでしょうか。

ドーナツ枕に効果はあるのか

実際にはドーナツ枕が有効だった例もそうでなかった例もあり、その効果は不確実だとされています。ドーナツ枕は月齢が低く頭のゆがみが小さい場合には有効なケースもありますが、頭のゆがみが大きかったり月齢が進んでいたりする場合にはドーナツ枕だけでの改善は難しいでしょう。

赤ちゃんの頭のゆがみの多くは主に寝ている時に頭が一定の方向に向く「向き癖」によるものが多いのですが、まれではありますが先天的な病気のために頭のゆがみが生じていることもあります。病気の場合は今後の赤ちゃんの発育にもかかわることから、手術が必要です。

赤ちゃんの頭のゆがみが向き癖によるものなのか病気によるものなのかを判断するためにも、頭のゆがみが気になったらまずは医師に相談してください。

ドーナツ枕に限らずやわらかい枕を赤ちゃんの近くに置くことは、うつ伏せになった際に枕に顔が埋まってしまうことによる窒息死のリスクがあるため医学的には推奨されていません。

ドーナツ枕のほかの治療法について

ドーナツ枕以外の赤ちゃんの頭のゆがみに対する治療として、ヘルメット療法があります。赤ちゃんの頭の形に合わせて作成したオーダーメイドのヘルメットをかぶることで、頭のゆがみを自然な形へと誘導していく治療法です。アメリカの赤ちゃんの頭のゆがみに対する診療ガイドラインでは、本治療法を治療の選択肢の一つとして考慮すると示されており、実際に同国ではヘルメット療法による治療を受ける赤ちゃんが多くいます。

ヘルメット療法でじゅうぶんな治療効果を期待するには、治療開始時期が重要だと考えられています。生後3〜7カ月から治療を始めるのがよいでしょう。生後3カ月以下では首がまだすわっていないことが多いため、ヘルメット療法を開始せずに寝かせる向きを変えるなどして様子を見ます。

赤ちゃんの月齢が上がるにつれ、ヘルメット療法における頭のゆがみの矯正率は低下します。生後12カ月以降においてはまったく治療効果がないとは言いきれませんが、効果は薄くなります。そのため、赤ちゃんの頭のゆがみが気になったら早めに病院を受診するとよいでしょう。

病院でヘルメット療法を受けるまでの流れ

ヘルメット療法を受けたい場合は、病院の受診が必要です。インターネットでは赤ちゃんの頭のゆがみを矯正すると謳った市販のヘルメットが販売されていますが、万が一の健康被害を避けるためにも医師のもとで治療を受けることをおすすめします。

病院では、まずCT検査やレントゲン検査などで頭のゆがみの原因を調べます。赤ちゃんの頭のゆがみの原因が病気によるものでないと明らかにしたうえで、ゆがみの程度や赤ちゃんの年齢を考慮してどの治療が適切かを判断していきます。

医師によりヘルメット療法が適切であると判断されると、保護者の希望に応じて実際にヘルメット療法を始めるかどうかを決めます。ヘルメット療法は健康保険が適用されない自費診療のためです(治療費用目安:約40万円)。病気による頭のゆがみでない場合は緊急性が低いことから、ヘルメット療法の適応になったからといって必ず治療を受けなければならないわけではありません。家族とじゅうぶんに話し合ったうえで、治療を受けるかどうか決めましょう。

実際にヘルメット療法が開始されると、LEDスキャナーによる頭部の型取り、矯正後の頭の形を想定したヘルメットの作成、ヘルメット装着、3〜4週間ごとの診察・ヘルメットの微調整という流れで治療が進んでいきます。治療期間は約6カ月です。

まとめ

赤ちゃんの頭のゆがみに対するドーナツ枕の効果については、不確実な要素が多いとされています。赤ちゃんの頭のゆがみを治したいと考えたら、まずは医師に相談することが大切です。早めに医師に相談することで頭のゆがみの原因を明らかにし、治療が必要な場合は適切な治療開始時期に遅れることなく治療を始めることができます。

「自然に治る」「ドーナツ枕を使えば大丈夫」と自己判断で赤ちゃんの頭のゆがみを放置せず、早めに小児科の医師に相談しましょう。

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

監修者橋都 浩平 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

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