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頭のゆがみの治療法

最近、耳にする「赤ちゃんの頭の形外来」とは?

2020年3月3日

昔は「絶壁」頭の赤ちゃんも多く、あまり問題視されていなかった赤ちゃんの頭の形。しかし近年では赤ちゃんの頭の形について関心を持つ保護者の方も増えており、それに伴って赤ちゃんの頭の形についての専門外来を設ける病院も増えてきています。赤ちゃんの頭の形外来は何をするところで、一般の小児科と比べてどのような特徴があるのでしょうか。

今回は赤ちゃんの頭の形外来の概要や、受診を検討する場合にチェックしておいたほうがよいポイントについて解説します。

赤ちゃんの頭の形外来は何をするところ?

赤ちゃんの頭の形外来とは、その名の通り赤ちゃんの頭の形を専門に診察・治療を行う外来です。大学病院や総合病院、子ども病院などに併設されています。

赤ちゃんの頭の形外来では、専門の医師のもとで赤ちゃんの頭の状態に合わせた診療を受けることが可能です。赤ちゃんの頭のゆがみの背景に「頭蓋骨縫合早期癒合症(ずがいこつほうごうそうきゆごうしょう)」などの病気がひそんでいないかなどを検査・診断したり、赤ちゃんの頭のゆがみの原因に合わせた治療を行ったりします。

赤ちゃんの頭の形外来では、赤ちゃんにオーダーメイドのヘルメットをかぶせて頭の形の改善を図る「ヘルメット治療」を実施しているところもあります。

赤ちゃんの頭の形外来は小児科と何が違うの?

赤ちゃんの頭の形外来と一般の小児科は、診療に当たる医師の専門性や治療内容に違いがあります。

一般の小児科とことなり頭の形の治療に特化しています。所属している医師も小児科の分野に加えて脳神経外科の分野や形成外科の分野を専門とする人が中心で、赤ちゃんの頭の形の診療のスペシャリストがそろっている点が特徴です。

通常、小児科の医師が子どもの体に起こる病気について幅広く診療するのに対して,脳神経外科の医師は頭部の病気を、形成外科の医師は病気やけがなどによって見た目がよくない状態になった部位の改善を専門に診療します。そのため、赤ちゃんの頭の形外来では小児科医がカバーしきれない頭部の病気や変形に対応できるのです。

赤ちゃんの頭の形外来で対応できる主な病気・症状と治療

赤ちゃんの頭の形外来では、主に以下の病気・症状に対応します。

外圧によって頭がゆがむ、位置的頭蓋変形症(いちてきずがいへんけいしょう)

位置的頭蓋変形症(いちてきずがいへんけいしょう)は、何らかの要因で赤ちゃんの頭に外部からの圧力がかかることによって頭がゆがんでしまった状態です。

ゆがみが生じる要因として一般的なものは就寝時などに頭の向きが一方向に偏ってしまう「向き癖」です。そのほか、逆子のままでの出産や多胎(双子、三つ子など)によって子宮内で持続的に圧力を受けている状態も頭のゆがみを誘発する要因だと考えられています。

位置的頭蓋変形症では、頭のゆがみの程度が中等度以上で、頻繁に頭の向きを変えるなどの体位変換でも頭のゆがみの改善が期待できない場合は、前述のヘルメット治療が行われることがあります。

脳の成長にも影響を及ぼす、頭蓋骨縫合早期癒合症

頭蓋骨縫合早期癒合症は、赤ちゃんの成長に合わせるためにいくつかのピースにわかれている頭蓋骨が、何らかの原因で通常よりも早くくっついてしまう病気です。頭のゆがみが目立つなど見た目だけの問題が生じるだけでなく、早期に頭蓋骨がくっついてしまうことで乳児期の急速な脳の拡大に対応できず、脳が圧迫されてしまうなどの障害が起こります。

頭蓋骨縫合早期癒合症の基本的な治療は手術です。赤ちゃんの年齢や状態を考慮し、最適と思われる治療法が選択されます。

赤ちゃんの頭の形外来は気軽に行ってもいいの?

赤ちゃんの頭の形外来は、気軽に受診してもよいところです。ただし、病院によっては事前の予約やかかりつけの医師からの紹介状が必要な場合があります。紹介状がない状態で受診すると、病院によっては別途費用がかかるケースがあるため、受診予定の病院のホームページや予約時の電話で確認しておくとよいでしょう。

受診時期は、赤ちゃんの頭のゆがみが気になった時点で早めに相談することがよいと考えられます。赤ちゃんの頭のゆがみが位置的頭蓋変形症なのか頭蓋骨縫合早期癒合症などの病気によるものなのか、早めに鑑別してもらうことが望ましいからです。

そのため、赤ちゃんの頭のゆがみが気になったら、遅くとも生後6カ月頃までには一度医師に相談したほうがよいでしょう。なお、このときの受診先は必ずしも赤ちゃんの頭の形外来でなければならないわけではありません。まずはかかりつけの医師に相談してみて、かかりつけの医師以外の意見を聞きたい場合にセカンドオピニオンとして、赤ちゃんの頭の形外来の医師に相談する方法もあります。

赤ちゃんの状態や病院への通いやすさに応じて、赤ちゃんの頭の形外来を受診するかどうか検討してみてもよいでしょう。

まとめ

赤ちゃんの頭の形外来は、赤ちゃんの頭の形を専門とする外来です。一般の小児科よりも赤ちゃんの頭のゆがみに特化した治療を受けることができます。赤ちゃんの頭のゆがみが気になったら、こうした専門外来の受診を検討してみてもよいでしょう。

なお、受診の際には事前に予約や紹介状が必要か確認しておくと安心です。

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

監修者橋都 浩平 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

お子さまの頭の形でお悩みのご家族の方へ

この相談室は、医療機器メーカである株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが運営。赤ちゃんの頭の形に関する疑問・質問を受けつけています。
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