ママパパの体験談

ヘルメット治療を受けるかどうか、頭のゆがみレベルの数値で判断!

プロフィール

  • 赤ちゃんの症状

    左右が均等ではない、平行四辺形(上から見ると)、鼻が左に傾いている、頭の出っ張りが右にずれている、軸が頭の真ん中ではなくずれている

  • 月齢

    現在4歳

  • ママ年齢

    40歳

  • 出産情報

    普通分娩

  • 兄弟情報

    第2子、男兄弟の次男

  • 住まい、エリア

    東京都品川区

  • ヘルメット治療開始時期

    生後8ヶ月

  • ヘルメット治療期間

    4ヶ月目(治療中)

まんまるいかたちの頭が1ヶ月で長方形にゆがむ

お子さまの頭のかたちについて、最初に気になったのはいつぐらいからですか。

生後1ヶ月近くのとき頭のかたちが長方形にゆがんでいることに気付きました。出産直後は正方形や丸いかたちに近かったですが、4ヶ月健診のときには明らかにゆがんでいることが分かりました。

自分で子どもの向き癖を改善しようと試みる

お子さまの頭のゆがみについてご自身でいろいろ情報を集めたと伺いました。誰かに相談したり、ネットで調べたりされたのですか?

旦那さんや医師に相談しました。保育園の嘱託医からは「頭のかたちは気にしなくて良い」と言われました。

4ヶ月健診の医師からは「普通にしていても戻るのは難しい」と言われました。触診ではなく視診の段階でゆがんでいるという診断でした。

また、自分でも「頭のゆがみ」「斜頭」などのキーワードでネット検索をして調べました。

頭のゆがみについて調べるだけではなく、ご自身で対策も試みたと伺いました。どんなことを行っていましたか?

まず、ドーナツ枕を試みましたが、長男が枕を見つけたら撤去するという嫉妬行動があり、思うように進みませんでした。

また、タオルで向き癖を矯正しようとしましたが、頭のかたちが斜めだったせいか上手くできませんでした。寝方も調整を試みましたが、どの方法が成功法か分からなかったです。

さまざまな対策を行いましたが、むしろ症状が悪化しているような印象もあり、こんがらがってしまいました。

今回お子さまの頭のかたちについて、ゆがんだ原因は何だと思いますか?

向き癖が原因だと思います。新生児ときから添い乳で横向きのまま飲ませていたので、横向きのまま寝てしまう癖がついてしまったと考えています。

ヘルメット治療を知っていたと伺いました。ヘルメット治療を検討したきっかけは何ですか?

ドーナツ枕やタオルでは解決しそうになく専門的な対策をするべきだと思ったのがきっかけです。ヘルメット治療はネットで頭のゆがみについて検索をしたときに知りました。生後1ヶ月半ぐらいから月1回はネットで「赤ちゃん ヘルメット」で検索していました。

ヘルメット治療を決断した決め手は何だったのでしょうか。また、ヘルメット治療をする/しないの線引きも事前に決めていたと伺いました。その内容についてもお聞かせください。

子どもの頭のゆがみが本当に治療すべきレベルなのかが分からないと思い、かかりつけ医に相談したところ、頭のかたちを専門としている医療機関を紹介してくれました。

生後7ヶ月のときに初診を受けました。ゆがみ度がレベル4と診断されていたら治療しようと決めていましたが、ヘルメット治療には時間的な制約があると知り心配でした。

検査の結果、レベル4と診断され、顔もゆがんでいる(耳の位置や真上から見たときの頬の高さ、顔の左右面積が違う、正円ではないからゆがんで左右に差が出ている)と指摘されました。ゆがんでいたら治療をやると事前に決めていたので、その場で治療を決断しました。

ヘルメット治療には相応の治療費負担も発生するかと思いますが、値段はネックにはなりませんでしたか。

「頭のかたち 矯正」「頭のかたち 整体」などでネット検索していると、大人になってから頭のかたちを矯正するために整体に訪れている人もいることを知り、治療に通っている人たちが大変そうだなと思いました。

私自身も視力の問題さや頭痛などがあるので、そういう経験を子どもにさせたくありませんでした。また、美容面だと髪型を工夫しないといけなくなり、そういった体のバランスの悪さに対してケアをすることを考えたら、今ここで50万円を支払うことも高くないと思えました。

最初は1日23時間装着、子どもも嫌がらなかった

ヘルメット治療中について質問させてください。1日何時間ヘルメットを装着していましたか?

生後8ヶ月からのスタートでした。最初の3ヶ月は1日23時間装着していました。(お風呂前後を除く) 4ヶ月目からは1日10時間、寝ているときだけ装着していました。

ヘルメット治療を始めるにあたり、心配されたことはありませんか?

「ヘルメットの中が蒸れて肌が荒れたらどうなるんだろう?」「本当に頭のかたちは良くなるのか?」「最初から子どもが嫌がってかぶらなかったら?」「ヘルメットが気になって夜眠れなくなるのではないか?」など、さまざまな心配ごとがありました。

実際にヘルメット治療を開始すると、子どもが自然にヘルメットを着けるなどすぐ適応してくれたので、これらの心配ごとは取り越し苦労で終わりました。

ただ夏の間、ヘルメットが暑くて汗がビッショリになることがあり、そういう場合はヘルメットを外して少し休憩しました。

ヘルメット治療中に生活面や治療のケアなどで困ったことはありますか?

子どもがイヤイヤすることもなく自然にヘルメットを着けてくれました。成長がのんびり目だったためか、つかまり立ちしたのが遅かったのであまり手がかかりませんでした。しかし振り返ると、私自身、子どものヘルメット姿が「可愛い!」と思うだけで、治療を継続するための工夫が上手くできていませんでした。

ほかのママさんへ向けたメッセージ

治療経験を経て後輩ママパパに伝えておきたいメッセージは?

自分で子どもの向き癖を改善するのは難しいのでヘルメット治療をおすすめします。私自身は頭のかたちについて考え続けることを考えたら数十万の治療は安いと思いました。しかし金銭的ハードルも確かにあるので積極的にすすめにくいですが、自分はやって良かったと伝えたいです。

治療を迷っている方にメッセージがありましたら、頂けますか?

悩んでいるなら今ヘルメット治療をやって欲しいです。通院やヘルメットの乾燥などはありますが、個人的には治療の手間は思っていた程ではなかったと思います。あとは、金銭的ハードルに折り合いをつけられるかです。

-「赤ちゃんの頭のかたち相談室」編集部より


今回のママさんは第2子のお子さまのゆがみの治療を経験された方でしたが、お子さまの向き癖やゆがみについて細かく観察されていて、ご自身のブログでは向き癖のパターンやゆがみの詳細を絵で説明していらっしゃいました。
ゆがみについて知ったきっかけは、乳児健診での医師からの指摘だったようですが、そこから気になってご自身でたくさん情報を収集され、ヘルメット治療を経験した方のブログに辿り着きます。そこで、ヘルメット治療を行う場合は時間的な制約があり、お子さま一人ひとりに合った最適な開始タイミングを逃すと治療が難しくなるということを知ったそうです。

その後、医療機関で診察を受けられ、ゆがみレベルの数値的結果をもって治療を決断されました。

色々調べて見たり、病院に足を運んだりすることは乳児期のママやお子さまにとって簡単なことではありませんが、それだけ行動したら得られることもたくさんあります。迷っている、悩んでいる、気になっている方はぜひ医療機関で診てもらいましょう。

-インタビューに答えて頂いたママさんからご提供いただいた写真


 

休憩中



 

治療中