本記事では、名古屋市西区にあるヘルメット治療が受診できる医療機関「ナゴヤガーデンクリニック」についてご紹介しています。
診療科概要:赤ちゃんの頭のかたち外来
あいち小児保健医療総合センターの脳神経外科と共同で、頭にゆがみのある赤ちゃんの診察をしています。
頭の病気の検査を行い、首や股関節の病気がかくれていないか診察したうえで、ゆがみの強いお子様には最新の3Dスキャナーを用いた頭のゆがみ測定と、ヘルメット治療を行っています。
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診療受付時間
<午前>9:30〜12:30 / <午後>14:30〜17:30
※1 13:00〜17:30 / ※2 14:00〜17:00
アクセス
所在地
〒451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町3-1-17 イオンモール Nagoya Noritake Garden 3F
電車でお越しの方
・JR「名古屋」駅 徒歩約12分
・地下鉄東山線「亀島」駅 徒歩約6分
・名鉄本線「栄生」駅 徒歩約10分
お車でお越しの方
・名古屋高速6号清須線「明道町出口」から約5分
・名古屋高速都心環状線「丸の内出口」から約10分
※ イオンモールの駐車場をご利用ください。
担当医師
![三輪田 俊介](https://babyhelmet-prd-wordpress.storage.googleapis.com/miwata-shunsuke.jpg)
2011年 近畿大学医学部卒業
2011−2015年 名古屋記念病院(初期研修・一般小児科)
2015-2017年 名古屋第一赤十字病院小児科(血液腫瘍班)
2017-2021年 名古屋大学医学部付属 病院小児科(血液腫瘍班)
2021年4−9月 名鉄病院(医長)
2021年10月- ナゴヤガーデンクリニック(小児科部長)みわた小児科(理事)
日本小児科学会専門医 日本血液学会専門医 日本小児血液がん学会所属 日本造血細胞移植学 会所属
近隣のみわた小児科で小児一般診療を行い、ナゴヤガーデンクリニックであいち小児保健医療総 合センターの脳神経外科と共同で、赤ちゃんの頭のかたち外来を開設している。
悩んでいる親御様へのメッセージ
「大きくなれば、大丈夫だよ」「気にしすぎだと思うよ」
いろいろな意見や情報に接して、赤ちゃんの頭のゆがみで悩んでいるご家族は少なくありません。
生後3~6ヶ月がヘルメット治療開始の適齢期。一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談ください。
ここからは頭のゆがみの種類や日常的な予防法、ヘルメット治療の概要など、赤ちゃんの頭のかたちに悩まれている親御さん向けに役立つコンテンツを掲載しております。
正しい知識をもって、必要な時に適切な治療が受けられる準備を整えておきましょう。
頭のゆがみの種類
頭のゆがみの種類は、おもに以下の3種類です。
- 斜頭症
- 短頭症(絶壁頭)
- 長頭症
赤ちゃんの頭のゆがみは、頭蓋骨縫合早期癒合症などの病気をのぞき、出産時・出産後の環境によって起こります。ゆがみの種類に応じて、適切な治療を受けましょう。
斜頭症
斜頭症とは、赤ちゃんの頭を上から見た場合に頭部の片側が斜めに平たくなっている状態を指します。
重症化すると、以下の症状が出る場合があります。
- 頬部が出っ張る
- 耳の位置が左右非対称になる
- 歯並びやかみ合わせが悪くなる
短頭症(絶壁頭)
短頭症(絶壁頭)とは後頭部が丸みを帯びず、平らになっている状態を指します。
横から見た場合、鼻から後頭部にかけて短く見えるのが特徴です。
短頭症は、赤ちゃんを仰向けに寝かせることで起こります。
頭の自重によって後頭部に圧力がかかり、頭蓋骨が変形して後頭部が平らになるのです。
長頭症
長頭症とは、頭の前後幅が横幅に比べ、異常に長くなっている状態を指します。
頭の上や横から見た場合、頭が長く見えるのが特徴です。
長頭症の原因としては、おもに以下が挙げられます。
- 長時間横向きで寝る
- 出産時に吸引分娩や逆子だった
- 矢状縫合早期癒合症
出産時・出産後の赤ちゃんの環境や、赤ちゃん自身の病気の影響によって、長頭症が起こります。
日常的にできる予防方法
日常のなかで体位変換やタミータイムを実行することで、頭のゆがみを防止することにつながります。
体位変換
体位変換とは、赤ちゃんの姿勢をサポートする方法です。体位変換には以下のような方法があります。
- 長時間、同じ方向で寝かせないようにする
- 授乳時や抱っこの際にタオルを活用する
たとえば、赤ちゃんが横向きで寝る癖がある場合、バスタオルを活用することで向き癖を改善することができます。
ぐるぐる巻きにしたバスタオルを、赤ちゃんの向き癖と反対側に入れ込むことで、赤ちゃんの向き癖を修正することが可能です。
体位変換をおこなう際は、赤ちゃんに過度な負担がかからないよう、様子を見ながら姿勢を変えてあげましょう。
また、赤ちゃんを横向きに寝かせる場合はうつ伏せ寝の状態にならないよう注意してください。
うつ伏せ寝は窒息の危険性を高めるほか、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを高めてしまうため、体位変換の際はママやパパが見守るようにしましょう。
タミータイム
タミータイムとは、保護者に見守られながら、おなかや床の上でうつぶせになることを指します。
日本では「うつぶせ遊び」「うつぶせ練習」「腹ばい練習」と呼ばれています。
タミータイムを行うことで、頭を一定の方向で寝かせ続けることを防止できる効果が期待されます。
ただし、横向きで寝かせる時と同様に、うつ伏せ寝の状態が続くと、窒息やSIDSのリスクを高めてしまうため、赤ちゃんから目を離さないようにしてください。
ヘルメット治療の概要
ヘルメット治療を行う際には、治療の対象者や適切な時期、治療費用などを把握しておくことが大切です。
治療を検討する方は、赤ちゃんがヘルメット治療の対象になるのかを確認し、治療にかかる費用総額なども把握しておきましょう。
ヘルメット治療の対象者、時期
ヘルメット治療は、ゆがみの程度が中等度以上の場合におこなわれます。
ヘルメット治療の対象者は、生後3~6ヶ月の赤ちゃんです。
治療期間は、一般的には6ヶ月程度で済みますが、赤ちゃんの頭のゆがみの程度によっては、12ヶ月程度かかる場合もあります。
ヘルメット治療の料金
ヘルメット治療では、ヘルメット作成・調整費として40〜60万円が必要とされます。
また、ヘルメット治療中は、初診以外に2〜6週間に1回程度通院し、ヘルメットの調整や経過を見てもらう必要があるため、複数回の交通費も考慮しなければなりません。
使用するヘルメットの種類
ヘルメット治療時に使用するおもなヘルメットの種類は2つです。
いずれも日本人の医師が開発に携わり、医療機器として承認されています。
クルム
クルムは、脳神経外科・小児科・新生児科・小児外科・形成外科の先生方の監修を受けて開発したヘルメットです。
最先端3Dプリンタを活用することで、軽さと強度を兼ね備えた構造になっています。
水洗いができ、通気性が高いため、お手入れしやすいヘルメットです。
医師の指導のもと、赤ちゃんの成長に合わせてヘルメット調整がかんたんにおこなえます。
2022年にはグッドデザイン賞を受賞しており、生活になじみやすいデザイン・カラーを選べます。
アイメット
アイメットは、日本脳神経外科学会の脳神経外科専門医が開発したヘルメットです。
最先端3Dを活用し、低反発クッションを採用していることで、赤ちゃんの頭に負担をかけないような構造になっています。
また、強度とのバランスを考えた軽さや、通風孔を設計することでムレによる肌トラブルを軽減するのが特徴です。
2019年にはグッドデザイン賞を受賞しており、デザイン性にも優れています。
ヘルメット治療の流れ
ヘルメット治療とは、赤ちゃんの頭のゆがみを改善するためにおこなわれる治療のことです。
赤ちゃんの頭の骨はやわらかいため、日常生活のちょっとしたことでゆがんでしまいます。
こうしたゆがみを改善するために、頭蓋形状矯正ヘルメットをかぶることで、自然な頭のかたちに頭蓋骨を成長させていく治療が「ヘルメット治療」です。
ヘルメット治療には、以下の6つのステップがあります。
- レントゲン検査をする
- ゆがみレベルをスキャン
- ヘルメットをつくる
- 治療スタート
- 定期的な診察
- 治療終了
検査をおこない、ゆがみの程度を確認したうえで、赤ちゃんの頭に合うヘルメットを作ります。
頭の成長に合わせて定期的な診察をおこない、頭のゆがみの改善度を見て問題ないと判断できた場合は、治療が終了となります。
Step1:レントゲン検査をする
レントゲン撮影により、病的な頭蓋変形(頭蓋縫合早期癒合症)でないかを確認します。
Step2:ゆがみレベルをスキャン
頭部全体を一瞬で撮影できる最新の3D スキャナー機器を利用して、頭の形状を測定・解析します。
診察では、視診・触診だけでなく客観的な解析数値も参考にして、変形の診断と重症度を判定し、診察時の月齢を考慮した上でヘルメット治療の適応を判断します。
Step3:ヘルメットをつくる
3D スキャナー撮影データをもとに、現在の変形した頭の形から、矯正後の最終的な頭の形を想定したオーダーメイドのヘルメットを作成します。
※ヘルメットの構造イメージ
Step4:治療スタート
治療申込時から2週間前後、ヘルメット装着を開始。
基本的には入浴以外の1日23時間、6ヶ月前後の装着を推奨しています(個人によって期間が異なります)。
Step5:定期的な診察
約4〜5週間ごとに診察、装着から1ヶ月、3ヶ月、卒業時に3D スキャン検査を行い、ヘルメットの装着状況や矯正による頭蓋変形の改善度を確認し、また頭の成長や矯正された改善度に合わせてヘルメットの微調整を行います。
Step6:治療終了
治療終了時期は、矯正された頭蓋変形の改善度、頭蓋成長の度合い、治療に必要な装着時間の確保の有無などを基に、専門医が判断します。
ヘルメット治療の不安は、一人で抱え込まずに相談してみましょう
赤ちゃんがわが家にやってきて数ヶ月が経ち、赤ちゃんの頭のゆがみが気になってきたママパパも多いのではないでしょうか。
ほかの子に比べて「頭のかたちのゆがみが大きい気がする」と思っても、治療すべきかどうか、そのまま経過を見守るか、判断に迷うのが実情かと思います。
「赤ちゃんの頭のかたち相談室」では、赤ちゃんの頭のかたちに悩むママパパの相談にのり、「日常的にできる頭のゆがみの改善方法を伝えること」を目的にアドバイスをおこなっています。
また、ママパパのお話を聞き、必要に応じてヘルメット治療をおこなっている医療機関を紹介することも可能です。
赤ちゃんの頭のゆがみで気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
名古屋市西区にある
ナゴヤガーデンクリニックについて
所在地
〒451-0051 愛知県名古屋市西区則武新町3-1-17
イオンモール Nagoya Noritake Garden 3F
診療受付時間
<午前>9:30〜12:30
<午後>14:30〜17:30
月:午前 ◯/午後 ◯
火:午前 ◯/午後 ー
水:午前 ー/午後 ー
木:午前 ー/午後 ◯ ※午後は13:00〜17:30
金:午前 ◯/午後 ◯ ※午後は14:00〜17:00
土:午前 ー/午後 ー
日/祝:午前 ー/午後 ー
担当医師
三輪田 俊介
お問い合わせ
052-564-5182
【平日】09:30〜18:30(水曜日は17:30まで)
【土日祝】9:30〜16:30