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「ヘルメット治療はどの病院で受けることができるのだろう?」
「治療の通院頻度や費用ってどうなんだろう…」

わが子のヘルメット治療を検討し始めると、分からないことが多く不安も強いのではないでしょうか。

例えば、治療の流れや治療費、近くで受診できる病院など、ご近所や知り合いにヘルメット治療を受けているご家庭があれば直接事情を知ることもできますが、実際はインターネットやSNSを使った情報収集が多く、一人で悩まれている方も少なくありません。

そこで今回はヘルメット治療が受けられる病院や治療の流れ、費用などを丁寧に紹介します。

本記事を読むことで、ヘルメット治療を受ける具体的なイメージを抱くことができ、治療内容に関する相談や治療スケジュールを立てられるようになるでしょう。

初診時の注意点も紹介していますので、医療機関への相談時にご活用ください。

頭のかたちが心配になったら、どこに相談する?

そもそも、赤ちゃんの頭のかたちが気になったらどこに相談すればいいのでしょうか?

主に「頭のかたち外来」や「頭蓋変形外来」という名前で、大学病院や総合病院、こども病院など、比較的規模の大きな病院に外来が設けられていることが多いです。

最近では、小児科のクリニックに特殊外来として設けられている場合や、赤ちゃんの頭のかたち専門のクリニックもできています。

こちらではヘルメット治療ができる主な医療機関をまとめていますので、自宅から近い病院を探してみてください。

ヘルメット治療ができる主な医療機関の一覧

医療機関によって異なりますが、下記のような診療を行っています。

▼主な診察内容

ヘルメット治療 短頭症・長頭症・斜頭症など、頭のゆがみを矯正する治療
位置的頭蓋変形症
(いちてきずがいへんけいしょう)
外部からの圧力で赤ちゃんの頭がゆがんでしまう症状
頭蓋骨縫合早期癒合症
(ずがいこつほうごうそうきゆごうしょう)
赤ちゃんの成長に合わせて分かれている頭蓋骨のピースのつなぎ目(頭蓋縫合)が通常より早くくっついてしまう病気

なお、赤ちゃんの頭のゆがみの診療には、小児脳神経外科や形成外科の医師があたることが多いです。

小児科と何が違うの?

赤ちゃんの診断なら、「一般の小児科じゃダメなの?」と思うかもしれません。

小児科の医師は子どもに関連する疾患全般に対応しますが、脳神経外科の医師は頭部の病気、形成外科の医師は病気やけがなどで問題が生じた部位の修復を専門とします。

つまり、頭のゆがみを診てくれる医療機関は、一般の小児科では十分にカバーできない頭部の病気や頭のゆがみに対応できるのです。

頭のかたち相談室では、病院選びの相談にも対応しています。かかりつけの病院がない、どこに相談すれば良いか悩む方はぜひご相談ください。

ヘルメット治療を始めるまでの流れは?

医療機関によって異なりますが、おおまかな診察の流れは、病院探しの段階も含めて以下の通りです。

  1. 頭のゆがみを診てくれる医療機関を探す
  2. 医療機関を受診する
  3. 頭のゆがみの程度を診断する
  4. ヘルメットを作成する
  5. ヘルメット治療の開始

1. 頭のゆがみを診てくれる医療機関を探す

まずはお住まいの地域で頭のゆがみを診てくれる医療機関を探しましょう。

初診予約が必要な場合や、紹介状が必要な場合がありますので、医療機関のホームページで確認したり、直接医療機関への問い合わせをおすすめします。

2. 医療機関を受診する

医療機関を受診し、赤ちゃんの頭のゆがみを診察してもらいましょう。

検査は、CT・レントゲン・エコー検査・3Dスキャナでの撮影などがあります。

この段階で万が一何らかの疾患が見つかった場合、ヘルメット治療の前に発覚した疾患の治療が優先される場合があります。

3. 頭のゆがみの程度を診断する

先に治療すべき疾患がなければ頭のかたちを計測し、赤ちゃんの頭の程度を診断します。

ヘルメット治療を検討するゆがみがあり、ご家族が希望した場合はヘルメットの作成に入っていきます。

4. 矯正の必要な赤ちゃんはオーダーメイドでヘルメットを作成する

ヘルメット治療を受けることが決まったら、ヘルメットを作成していきます。

3Dスキャナで読み取ったデータをもとに、一人ひとりの赤ちゃんに合わせたヘルメットを作成します。

ヘルメットの作成には、2週間ほどみておくとよいでしょう。

5. ヘルメット治療を開始する

ヘルメットが届いたら、いよいよヘルメット治療開始です。

治療期間は約6か月で、2〜6週ごとにヘルメットの調整・経過をみていきます。

頭蓋骨のゆがみの改善度と、大泉門という頭蓋骨の隙間の閉じ具合や頭蓋骨の硬さなどから治療終了時期が判断されます。

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初診時の注意点

初診時には以下の点に注意しましょう。

  • 受診のタイミングは生後2~6か月頃が目安
  • 受診前に紹介状や通院頻度・費用を確認しよう

受診のタイミングは生後2~6か月頃が目安

ヘルメット治療は、赤ちゃんの頭がやわらかいうちに始める必要があります。

生後2〜6か月の間に治療を開始すると効果が得られやすいとされておりますので、それを踏まえた上で準備を始めましょう。

ヘルメット作成までに2週間程度の時間がかかりますし、医療機関の混雑状況により初診予約が数か月先になってしまうこともありますので、早めに問い合わせて受診の準備を進めましょう。

受診前に紹介状や通院頻度 ・費用を確認しよう

医療機関によってはかかりつけ医からの紹介状が必要だったり、紹介状がない場合は別途費用がかかってしまうことがあります。受診する前に確認しておきましょう。

治療期間は平均で6か月前後ですが、基本的には月齢が小さい赤ちゃんほど早く治療が済むことが多いです。通院頻度は月に1回程度が基本ですが症状によって異なるため、2~6週間くらいと考えておくとよいでしょう。

初診ではどのような検査を行うのか、初診から自由診療となるのか保険が適用されるのかなども確認しておくと安心です。

病院の探し方や事前準備の困りごとはお気軽にご相談ください

ヘルメット治療の経験のある方が周りにいると相談できますが、なかなか出会うことが少なく、どうしてもインターネットやSNSの情報に頼ってしまうでしょう。

インターネットやSNSの情報は有益で、知識はつくかもしれませんが、ご自身の悩みの解決や「もう少し教えてほしい」と思う事柄は相談できないですよね。

「赤ちゃんの頭のかたち相談室」では、頭のゆがみが気になる、またはヘルメット治療を検討する保護者さまに向けてご相談を受けつけています。

病院の探し方や「そもそも治療を受けるべきか」など、日頃感じているお悩みでもかまいません。

これまで多くの悩みや治療のサポートをしてきたスタッフが、身近な相談者としてお話を伺いますので、お気軽にご相談ください。

まとめ|医療機関に相談してアドバイスをもらいましょう

今回は頭のゆがみを診てくれる医療機関やヘルメット治療開始までの流れについて紹介しました。

赤ちゃんの頭のかたちに関する診察は一般の小児科ではなく、「頭のかたち外来」や「頭蓋変形外来」といった専門外来が主な診療科です。

専門外来への受診は、小児科からの紹介や、直接問い合わせるなどの複数の方法がありますので、まずは医療機関へ相談してアドバイスをもらいましょう。

ヘルメット治療の期間は長くても半年~1年ほどであり、治療開始に適した月齢期は生後2~6か月といわれています。

赤ちゃんはあっという間に成長するため、悩みがあればママパパだけで解決しようとせず、ぜひ相談室のスタッフへお気軽にお問い合わせください。

相談室に寄せられている声

0か月のママ
0か月のママ

お電話ではご相談に乗っていただき、誠にありがとうございました。 また、改めてメールでも詳細にご案内いただきありがとうございます。 まずは1ヶ月検診で相談し、様子を見つつも、2ヶ月のタイミングでご紹介いただいた専門外来に相談しようと思います。

3か月のママ
3か月のママ

本日はお電話いただきありがとうございました。主人と話しをして、やはり病院を受診し、 専門医に重度なのか軽度なのかを判断してもらったほうが安心できる、という決断に至りました。ありがとうございました

3か月のママ
3か月のママ

お世話になっております。 先程はありがとうございました。 お話ができただけでなんだか心が軽くなりました。 近日中にかかりつけ病院に受診するのでそのときに相談してみます。 ご丁寧なご対応、ありがとうございました。

吉田丈俊 医師
吉田丈俊 医師

1994年3月、富山医科薬科大学医学部卒業。1994年5月、富山大学附属病院小児科入局。1996年1月、大阪府立母子保健総合医療センター新生児科臨床実地修練生。1997年4月、厚生連高岡病院小児科(NICU専属)。2000年6月、京都大学ウィルス研究所情報高分子化学教室研究生。2002年4月、糸魚川総合病院、小児科医長。2002年10月、富山大学附属病院小児科助手。2004年10月ドイツリウマチ病研究センターベルリン、ポスドク。2007年10月、富山大学附属病院周産母子センタ−講師。2010年11月、富山大学附属病院周産母子センター、センター長、准教授。2017年10月、富山大学附属病院周産母子センター、特命教授。2022年4月、富山大学学術研究部医学系教授、兼富山大学附属病院周産母子センター長。現在に至る。 【資格】小児科専門医、 周産期専門医(新生児)、 臨床遺伝専門医

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