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ヘルメット治療をしようと思ったときに、気になるポイントのひとつが「赤ちゃんの肌荒れ」でしょう。

  • ヘルメット治療で肌トラブルが起こらないか心配…
  • 肌トラブルがあるとヘルメットがつけられなくなるのでは?
  • アトピーがあるので不安

といった理由から、ヘルメット治療に対して不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで本記事では、ヘルメット治療での肌荒れの原因や対策について紹介します。

ヘルメット治療中の肌荒れの原因は?

生まれたばかりの赤ちゃんの肌はデリケートで、色々な刺激に対するバリア機能もまだ不十分です。

アレルギーや生活環境によるものでなくても、皮脂が過剰に分泌されることによって起こる脂漏性皮膚炎(クリーム色のかさぶた)などさまざまな肌荒れを起こしてしまいます。

そんな肌がデリケートな赤ちゃんの時期に行うヘルメット治療に不安がある方も少なくないでしょう。

ヘルメットによる肌トラブルの原因の多くは、あせもかぶれです。

ヘルメット治療中は1日23時間と長い間ヘルメットをかぶった状態なので、頭が蒸れやすくなってしまい、汗によってあせもやかぶれができやすくなります

ほかにも、ヘルメットをつけていることに慣れないうちは、月齢が高い場合、赤ちゃんが自らヘルメットを外してしまうことがあります。

そのときに爪で自分の頭を強く引っ掻いてしまい、傷がついて肌荒れを起こしてしまう可能性もあります

赤ちゃんの頭にかぶれやあせもができたらどうする?

赤ちゃんの頭にかぶれやあせもができたら、まずはヘルメット治療を担当している医師に相談しましょう

症状に合わせて薬を処方してもらえたり、ヘルメット装着についてアドバイスがもらえます

処方される薬について不安な場合は医師や薬剤師にしっかりと確認しましょう。

赤ちゃんがヘルメットの装着を嫌がったり、着用中に激しく泣いたり嫌がったりするときには肌トラブルが原因となっていることもあります。

頭皮にかぶれやあせもが起きていても、髪の毛が邪魔をして肌の状態が見えにくい場合がありますので、日々、赤ちゃんの状態をしっかりと観察して、こまめなケアを心がけてあげてください。

赤ちゃんによって個人差はあるものの、ヘルメット治療を開始してしばらくは何かしらの肌トラブルが起きる可能性があることを知っておくと、肌トラブルが起きた際にも冷静に対処できます。ヘルメット治療を始める前に、肌トラブルへの対処法を医師に相談しておくのもおすすめです。

日常生活でできる赤ちゃんの肌荒れ対策

赤ちゃんの肌トラブルへの対策として、普段から以下の点を意識してあげると良いでしょう。

  • 汗をこまめに拭く
  • 入浴は毎日させる
  • ヘルメットの内側を定期的に掃除する
  • 爪を切る

それぞれについて詳しく解説します。

1. 汗をこまめに拭く

あせもやかぶれは、汗が皮膚の中に溜まってしまったり、汗自体が刺激となることによって起こります

赤ちゃんの汗はこまめに拭いてあげましょう。汗をかきやすい夏場は特に注意が必要です。

また、汗を拭くときには、なるべく赤ちゃんの肌を傷つけないようにやわらかいタオルで優しく拭き取ってあげましょう。

汗が引かない場合は、赤ちゃんの服装や部屋の温度などを調整し、涼しい環境を作ってあげましょう。

2. 入浴は毎日させる

お風呂に入ったり、こまめにシャワーを浴びたり、皮膚を清潔を保つようにすることも大切です。

入浴中はヘルメットを外し、頭を洗うときには赤ちゃん用のシャンプーで優しく洗ってあげましょう。入浴後にはしっかり水分を拭き取ることも忘れずにしてください。

3. ヘルメットの内側を定期的に掃除する

ヘルメットを清潔にしておかないと、汚れや雑菌が原因で肌荒れしてしまうことがあります

なるべく毎日ヘルメットを掃除して、綺麗な状態に保ってあげましょう

掃除のときは、ヘルメットの内側を中心にアルコールが含まれたタオルなどでしっかり除菌することも大切です。

4. 爪を切る

ヘルメットを外したとき、赤ちゃんが頭を引っ掻いてしまうことがあります。

掻いてしまったときに赤ちゃんが自分で肌を傷つけてしまわないように、こまめに爪を切ってあげましょう

また、赤ちゃんの頭を拭く時などに傷つけてしまわないよう、ママとパパも爪を切っておきましょう。

アトピー性皮膚炎の赤ちゃんでもヘルメット治療を受けられる?

アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能の低下により、湿疹が良いなったり、悪くなったりを繰り返す病気です。

アトピー性皮膚炎が、ヘルメット治療を受けられない理由にはなりませんが、もし不安な場合は、事前に皮膚科の医師にも相談しておくことをおすすめします。

まとめ|赤ちゃんが快適に過ごせるよう、こまめなお肌ケアを欠かさずに!

今回はヘルメット治療による赤ちゃんの肌荒れについて触れてきました。

赤ちゃんのデリケートな肌に触れるものですから、ヘルメットはなるべく赤ちゃんの負担にならない素材で作られています。しかし、それでも肌トラブルが完全に必ず防げる訳ではありません。

もし肌トラブルが起きた場合は早めに医師に相談しましょう。

また、肌荒れの原因や対策について理解し、常に意識しておくだけでも肌トラブルの予防につながります。

日下康子医師
日下康子医師

1989年、東北大学医学部卒業、東北大学脳神経外科入局。1997年、東北大学医療技術短期大学講師。2000年、東北大学医学部脳神経外科講師。2002年、米国フェニックス、St. Joseph’s Hospital and Medical Center, Barrow Neurological Institute 臨床研修留学。2004年、ドイツ:ハノーバー、International Neuroscience Institute 脳神経外科 臨床研修留学。2004年〜2014年、東京慈恵医科大学脳神経外科講師。2014年〜脳神経外科・脳ドック、リハビリテーション病院、人間ドック・検診クリニック部長、院長、内科・整形外科クリニック、訪問診療、と総合診療を経験ののち、2018年より医療法人社団ICVS東京クリニック勤務。2019年、同クリニック院長・理事、現在に至る。

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