医師インタビュー
Doctor小室 広昭 先生
小室 広昭 先生
昭和59年(1984)東京大学医学部医学科卒業 東京大学小児外科学教室入局
昭和59年(1984) – 平成9年(1997)東大病院、日本赤十字社医療センター、埼玉県立小児医療センター、St.Jude小児病院留学
平成9年(1997)自治医科大学講師
平成12年(2000)筑波大学講師および准教授
平成23年(2011)東京大学小児外科准教授
平成25年(2013)上尾中央総合病院小児外科科長ならびに埼玉医科大学大学病院客員教授
ヘルメット治療を始めた経緯
私はいま赤ちゃんの頭の形に対するヘルメット治療に取り組んでいます。 このヘルメット治療は、昔はなかった非常に新しい治療法です。 この新しい治療法は皆さんもそうだと思いますが、どうしても初めは受け入れ難いところがあるかと思います。 それは、人間にはどうしても現状維持バイアスというものが働いてしまいます。 ですから、知らないもの、経験のないものはどうしても受け入れがたいという態度をとってしまいます。 しかし、この治療に携わってみて、この治療が本当に皆様にお勧めできる素晴らしい治療法だと実感しています。
治療の際に心がけていること
私は小児外科医としてたくさんの赤ちゃんの手術をしてきました。 その時一番心がけているのは、その赤ちゃんにはこの先長い人生が待っているということです。 その人生を有意義に心地よく過ごしていただくことを念頭に置いて手術してきました。 このヘルメット治療も全く同じだと考えています。 赤ちゃんが頭の形のことで身体的に将来苦労したり、頭の形のことで悩んだりとか、そういうことがないようにするために、今ヘルメット治療をお勧めしています。
悩んでいる親御様へのメッセージ
赤ちゃんの頭の形でお悩みのご両親には、赤ちゃんの健やかな未来のために、ぜひ1度当院ご相談いただけますと幸いです。