子育て・育児・健診

渋谷区の乳児健診|時期・内容・持ち物と頭の形を相談するポイント

 

更新日:2026年10月07日

区から健診の通知が届いて、「何を持っていけばいいんだろう」「当日はどんなことをするんだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

乳児健診(乳幼児健康診査)は、赤ちゃんの発育や発達を確認し、育児の不安を相談できる大切な機会です。渋谷区でも、月齢に応じて複数回の健診が用意されています。

この記事では、渋谷区の乳児健診について、時期・内容・持ち物・当日の流れをまとめました。あわせて、健診では確認されない「赤ちゃんの頭のかたち」について、どのタイミングでどう伝えればよいかもご紹介します。

実は、乳児健診の標準的な診察項目に、頭のかたちのゆがみは含まれていません。気になっている方は、後半の解説もあわせてご覧ください。


乳幼児健診で保健師に相談する保護者と赤ちゃんのイラスト

渋谷区の乳児健診スケジュール

渋谷区で実施されている主な乳児健診は以下のとおりです。

健診時期の目安実施形式費用
1か月児健診生後27〜41日医療機関で個別に受診自費(助成制度は区の案内でご確認ください)
3・4か月児健診生後3〜4か月保健相談所で集団無料
6・7か月児健診生後6〜7か月保健相談所で集団無料
9・10か月児健診生後9〜10か月保健相談所で集団無料

渋谷区の特徴は、3・4か月児健診だけでなく、6・7か月児健診と9・10か月児健診も保健相談所で実施される点です。多くの区では6か月以降の健診を医療機関で個別に受診しますが、渋谷区では1歳未満の健診が保健相談所にまとまっています。

お住まいの地域ごとに実施日時・会場が分かれており、対象の月齢になると区から通知が届きます。

※日程・会場は、対象の月齢になると区から個別に通知されます。最新情報は渋谷区の公式ページでご確認ください。

お住まいの地域の問い合わせ先

健診は、お住まいの地域を担当する保健相談所で実施されます。日程や会場は地域によって異なりますので、通知に記載の内容をご確認ください。

日程のご相談やお問い合わせは、担当の保健相談所へ。中央保健相談所保健管理係の電話番号は03-3463-3097です。担当地域の一覧は区の公式ページでご確認いただけます。

法定健診と任意の健診の違い

乳幼児健診のうち、母子保健法によって市区町村に実施が義務づけられているのは、1歳6か月児健診と3歳児健診の2つです。

3・4か月児健診や6か月以降の乳児健診は、法律上の義務ではなく、多くの市区町村が任意の事業として実施しているものです。

義務ではありませんが、赤ちゃんの発育を確認できる貴重な機会ですので、案内が届いたらぜひ受けておきたい健診です。


1か月児健診

生後1か月頃に受ける、赤ちゃんにとって初めての健診です。出産した医療機関で、お母さんの産後健診とあわせて受けることが多いでしょう。

赤ちゃんの身体発育や栄養状態、黄疸の有無などを確認します。里帰り出産などで出産した医療機関に戻れない場合は、事前に別の医療機関へ問い合わせが必要です。

1か月児健診は、出産した医療機関で受けることが一般的です。費用の助成制度については区の案内でご確認ください。

【医師監修】1ヶ月健診の内容とは?持ち物や注意点、費用、移動方法について


3・4か月児健診

生後3〜4か月は、首がすわり、周囲への反応がはっきりしてくる、からだの発達の大きな節目です。ここでは、渋谷区の3・4か月児健診について詳しく見ていきます。

渋谷区での実施方法

渋谷区の3・4か月児健診は、お住まいの地域を担当する保健相談所で集団で実施されます。対象の月齢になると区から通知が届きますので、指定された日時に会場へ向かう形です。

実施日時・会場は保健相談所ごとに異なります。通知に記載の日程をご確認ください。

集団健診は、多くの赤ちゃんが同じ時間帯に集まります。受付から終了まで1〜2時間程度かかることがありますので、授乳やおむつ替えのタイミングを考えて、余裕をもって出かけると安心です。

健診の内容・チェック項目

3・4か月児健診では、主に次のような項目を確認します。

  • 身体発育の測定(身長・体重・胸囲・頭囲)
  • 首すわりの確認
  • 股関節の開き具合、股関節脱臼の有無
  • 音や光への反応、目の動き
  • 問診・育児相談

身体測定では頭囲も測定されます。ただし後述するように、頭囲の測定は主に病気の可能性を確認するためのもので、頭のかたちのゆがみそのものを評価するものではありません。

持ち物・服装

当日必要なものは以下のとおりです。(区の案内で要確認)

  • 母子健康手帳
  • 健診の受診票・問診票(事前に記入しておきましょう)
  • 着替え、おむつ替えセット
  • 授乳ケープ、ミルクセット
  • バスタオルまたはおくるみ

診察の際におむつ1枚になるため、赤ちゃんは前開きで着脱しやすい服装がおすすめです。保護者の方も、抱っこや授乳がしやすい服装だと動きやすくなります。


乳児健診の持ち物一覧のイラスト

当日の流れ

一般的には、次のような流れで進みます。

  1. 受付・問診票の確認
  2. 身体測定
  3. 医師による診察
  4. 保健師・栄養士との面談、育児相談

最後の相談の時間は、気になることを伝えられる貴重な機会です。聞きたいことがあれば、事前にメモにまとめておくとスムーズです。

医師や保健師に相談できること

体重の増え方、授乳量やミルクの量、睡眠のリズム、便の様子、湿疹などの皮膚トラブル。こうした日常の心配ごとは、どんな些細なことでも相談して構いません。

向き癖や頭のかたちについても、この機会に伝えておきたい項目のひとつです。

乳児健診では、赤ちゃんの頭のかたちは確認されません

「頭のかたちがゆがんでいる気がするけれど、健診では何も言われなかった」

こうしたお声を、赤ちゃんの頭のかたち相談室では数多くいただいています。実はこれには理由があります。

健診の標準項目に頭のゆがみは含まれない

乳児健診では頭囲を測定しますが、これは頭の大きさから病気の可能性を確認したり、大泉門(頭の骨のつなぎ目)の閉じ具合を見たりするためのものです。

頭のかたちのゆがみそのものは、健診の標準的な診察項目には含まれていません。

そのため、ゆがみがあっても医師から指摘されないことがほとんどです。保護者の方から伝えても、「よくあることです」「そのうち目立たなくなりますよ」と返されることが少なくありません。

乳児健診では頭囲を測定します。ただしこれは頭の大きさが標準の範囲に収まっているかを確認するためのもので、水頭症などの病気を見つける目的で行われます。

左右の差や後頭部の平坦さといった「かたち」を評価する項目は、健診の標準的な内容には含まれていません。

「頭囲を測ってもらったから、頭のかたちも見てもらえたはず」と思われがちですが、この2つは別のものです。


「様子を見ましょう」と言われたときの考え方

軽度のゆがみであれば、寝る向きをこまめに変える「体位変換」や、うつぶせで遊ぶ「タミータイム」といった自宅でのケアと成長にともなって、目立たなくなっていくことがあります。

一方で、ゆがみの程度によっては、自宅でのケアだけでは整いにくい場合もあります。

気をつけたいのは、次の健診まで待つと、対応できる時期を過ぎてしまう可能性があるという点です。

【医師監修】乳児健診の内容は?チェックされない項目や対策を知っておこう

相談するなら3・4か月児健診のタイミングが最適な理由

赤ちゃんの頭の骨は、成長とともに少しずつ硬くなっていきます。ヘルメット治療は、頭がやわらかく成長のスピードが速い生後3〜6か月頃に開始することが望ましいとされています。

ここで考えておきたいのが、相談から治療開始までにかかる時間です。

医療機関の予約を取り、受診して測定を受け、必要と判断されればヘルメットを作製する。この一連の流れに、一定の期間がかかります。生後4か月の時点で「そろそろ相談しようかな」と考え始めると、実際に治療を始められるのは生後5〜6か月頃になることも珍しくありません。

だからこそ、3・4か月児健診のタイミングで一度確認しておくことが、選べる選択肢を広げることにつながります。


健診を待たずに、今の状態を確かめておく

前述のとおり、頭のかたちは健診の標準的な診察項目に含まれていません。そのため、気になることを伝えても「様子を見ましょう」というお返事になることが少なくありません。

これは担当医の判断が不十分ということではなく、限られた時間の健診の中に、頭のかたちのゆがみを評価する枠組みがそもそも用意されていないためです。

つまり、頭のかたちが気になる場合は、健診とは別に確認する機会を持つことが現実的です。

まずはご自宅で測ってみる

赤ちゃんの頭のかたち相談室では、スマートフォンで撮影するだけで赤ちゃんの頭のかたちを計測できる無料アプリを提供しています。

「なんとなく気になる」という感覚を数値として確認できるので、受診するかどうかを判断する材料になります。真上から撮影するだけなので、赤ちゃんが寝ている間に試していただけます。

赤ちゃんの頭のかたち測定アプリについて

気になる数値が出たら専門の医療機関へ

頭のかたちのゆがみには、向き癖などによるものだけでなく、まれに病気が原因となっているものもあります。見た目や触診だけでの鑑別は難しく、専門的な診察が必要です。

どこを受診すればよいか迷う場合は、赤ちゃんの頭のかたち相談室の無料相談をご利用ください。お住まいの地域で相談できる医療機関をご案内します。

健診で伝えておくことも、無駄ではありません

その場で詳しい評価を受けられなくても、気になっていることを伝えておけば、母子健康手帳や問診票に記録が残ります。次の健診や受診の際に、経過として参照できる情報になります。

問診票の自由記述欄に「向き癖が強い」「後頭部の左右差が気になる」などと書いておくと、口頭で言いそびれることもありません。真上から撮った写真や測定結果を見せられるようにしておくと、短い時間でも状況が伝わりやすくなります。


渋谷区周辺で頭のかたちを相談できる医療機関

当サイトでは、一般社団法人日本ヘルメット治療評価認定機構の基準に適合した医療機関・医師のみを掲載しています。

一般的な小児科では、頭のかたちについて専門的な診察ができる医師が在籍していない場合があります。ゆがみが気になる場合は、以下の医療機関へご相談ください。

渋谷区内の医療機関

0歳からの頭のかたちクリニック 表参道神宮前(渋谷区)

土日診療・オンライン予約に対応

東京都渋谷区神宮前一丁目14番34号 EA HARAJUKU Tower 5階

JR山手線 原宿駅 竹下口 徒歩0分/東京メトロ千代田線・副都心線 明治神宮前〈原宿〉駅 2番出口 徒歩2分

担当医師:西巻滋 先生(小児科)、小室広昭 先生(小児外科)

医院情報を見る 小室先生のインタビューを見る

頭のかたちを専門に診るクリニック(区外)

0歳からの頭のかたちクリニック 東京日本橋(中央区)

土日診療・オンライン予約に対応

東京都中央区日本橋2-2-2 マルヒロ日本橋ビル9F

JR各線 東京駅 八重洲北口 徒歩3分/東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線 日本橋駅 A7・B0出口 徒歩2分

担当医師:五味玲 先生(小児脳神経外科)、小室広昭 先生(小児外科)

医院情報を見る

その他の近隣の医療機関

慶應義塾大学病院(新宿区)

東京都新宿区信濃町35

JR中央・総武線 信濃町駅 徒歩1分/都営大江戸線 国立競技場駅 徒歩5分/駐車場あり

担当医師:坂本好昭 先生(形成外科)

医院情報を見る

坂本先生のインタビューを見る

キラリこどもクリニック(世田谷区)

東京都世田谷区太子堂3-1-24

東急田園都市線 三軒茶屋駅 北口A出口 徒歩9分/駐車場あり

担当医師:山岡正慶 先生(院長・小児科)

医院情報を見る

「0歳からの頭のかたちクリニック 表参道神宮前」は渋谷区内にあり、土日診療・オンライン予約に対応しています。平日に通院の時間を取りにくいご家庭でも受診しやすく、電話がつながりにくい時間帯でも申し込みができます。

渋谷区内の主要駅からのアクセス

出発駅0歳からの頭のかたちクリニック表参道神宮前0歳からの頭のかたちクリニック東京日本橋慶應義塾大学病院キラリこどもクリニック
渋谷駅約5分約20分約15分約15分
恵比寿駅約5分約25分約20分約25分
代々木上原駅約10分約25分約20分約30分
幡ヶ谷駅約20分約35分約20分約35分

※乗換・駅からの徒歩を含めたおおよその目安です(平日日中)。時間帯や経路によって前後します。

東京都のヘルメット治療対応医療機関をすべて見る

通院回数と負担の目安

「治療となると、何度も通うことになるのでは」と心配される方も多いのですが、通院の回数はある程度見通しを立てられます。

一般的な流れは、初診(相談・測定)→ 3Dスキャン・ヘルメット作製 → 装着開始 → 月1回程度の経過観察、というものです。治療期間が3〜6か月程度とすると、通院はおおむね4〜8回が目安になります。

毎週通うわけではないため、少し離れた医療機関でも通いきれるケースは少なくありません。


迷ったら無料相談をご利用ください

「どの医療機関に行けばいいかわからない」「そもそも受診したほうがいいのか判断がつかない」

そうした段階でも構いません。赤ちゃんの頭のかたち相談室では、これまで多くの親御さんのご相談をお受けしてきました。専門スタッフが状況をうかがい、必要に応じて医療機関のご案内もいたします。ご相談は無料です。


その後の健診について

1歳6か月児健診と3歳児健診は、母子保健法にもとづく法定健診です。渋谷区でも保健相談所で実施されています。

いずれも案内が届いたら受診しましょう。

なお、頭のかたちについては、この時期には骨の成長が進み、ヘルメットによる治療の対象となる時期を過ぎています。気になる場合は、それより早い段階でのご相談をおすすめします。


よくある質問

「乳児検診」と「乳児健診」はどちらが正しいですか?

正式には「乳幼児健康診査」といい、「健診」が正しい表記です。

「検診」は、がん検診のように特定の病気を見つけるための検査を指す言葉です。乳児健診は特定の病気を探すものではなく、赤ちゃんの発育・発達全体を確認するものなので「健診」を用います。自治体からの通知や母子健康手帳でも「健康診査」「健診」と記載されています。

健診に行けなかった場合はどうなりますか?

日程にお越しになれない場合は、お住まいの地域を担当する保健相談所にご相談ください。

里帰り中や区外でも受けられますか?

里帰りなどやむを得ない事情で健診にお越しになれない場合は、担当の保健相談所が相談窓口となっています。

赤ちゃんの頭のかたちは何科に相談すればよいですか?

小児科、小児脳神経外科、形成外科などで相談できます。「頭のかたち外来」を設けている医療機関もあります。
どこに行けばよいか迷う場合は、まずは赤ちゃんの頭のかたち相談室の無料相談窓口をご利用ください。
病気によるゆがみではないかをきちんと確認できる専門の医療機関をご紹介します。

健診で何も言われませんでしたが、頭のかたちが気になります

前述のとおり、頭のかたちのゆがみは健診の標準的な診察項目に含まれていません。「指摘されなかった=問題がない」とは限らないため、気になる場合は専門の医療機関で確認しておくと安心です。

ゆがみの程度は見た目だけでは判断が難しく、測定してみると軽度だとわかることも、逆に思ったより進んでいることもあります。まずは測定だけでも受けてみることをおすすめします。

ヘルメット治療は必ず受けなければいけませんか?

いいえ、必ず受けなければならない治療ではありません。

赤ちゃんの頭のかたち相談室のご案内で医療機関を受診された方のうち、実際にヘルメット治療に進まれるのは2〜3割程度です。多くの方は、測定の結果「自宅でのケアを続けながら様子を見ましょう」という判断になります。

最も大切なのはご家族のお考えです。まずは現在のゆがみの程度を正しく把握したうえで、判断していただければと思います。


まとめ

  • 渋谷区の乳児健診は、3・4か月、6・7か月、9・10か月に保健相談所で実施されています
  • 1歳未満の健診はいずれも保健相談所での集団健診で、お住まいの地域ごとに日時・会場が分かれています
  • 頭のかたちのゆがみは、健診の標準的な診察項目に含まれていません
  • 集団健診は時間が限られるため、真上から撮った写真や計測アプリの結果を持参すると伝わりやすくなります
  • ヘルメット治療の適期は生後3〜6か月頃。3・4か月児健診のタイミングでの確認がおすすめです

赤ちゃんの頭のかたちについて気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。


専門医に相談して安心する保護者と赤ちゃんのイラスト