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赤ちゃんの後頭部が平らになっている…。こうした症状は「短頭症」と言い、日本人がなりやすい頭のかたちの一つです。別名「絶壁」とも呼ばれます。

我が子の頭のかたちにゆがみを感じても、「自然に治るよ」と周囲からアドバイスをもらい様子を見ている方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんの頭のかたちは、放っておいても本当に自然に改善するのでしょうか?

そこで本記事では、短頭症の特徴や原因や知っておきたい対策について詳しく解説します。

短頭症とは?

短頭症(たんとうしょう)は頭のかたちの一種で、後頭部が丸みを帯びずに平らになっている状態のことを指します。

後頭部に手を添えるとペタンコになっているため、「絶壁」と表現されることもあります。

▼短頭症の特徴

  • 頭の横幅が長い
  • 頭の前後幅に対して横幅の比率が93%以上
  • 顔を横から見ると、頭頂が高くなる

赤ちゃんの短頭症の原因は?

赤ちゃんが短頭症になる原因は大きく分けて3つあります。

仰向けで長時間寝かせている

最も短頭症になりやすい原因は、赤ちゃんの寝かせ方と言われています。

仰向けで寝ると乳児突然死症候群(にゅうじとつぜんししょうこうぐん)のリスクがあるとされていることから、赤ちゃんを仰向けで寝かせているママパパも多いのではないでしょうか?

実際、赤ちゃんを仰向けにして寝かせることによって、これらのリスクは軽減します。しかし一方で、赤ちゃんの後頭部に圧力がかかり続けると柔らかい赤ちゃんの頭蓋骨が変形し、後頭部が平たくなってしまうのです。

難産だった

出産時に産道が狭く吸引分娩となった場合、赤ちゃんの頭にカップを吸着させて母親の体外へと引き出すときに、その負荷が短頭症の原因となることもあります

頭蓋骨縫合早期癒合症になっている

頭蓋骨縫合早期癒合症(ずがいこつほうごうそうきゆごうしょう)は頭蓋骨のつなぎ目が何らかの理由で早期に固着してしまう病気です。頭蓋骨のつなぎ目が固着することによって、頭蓋骨がいびつになり、短頭症になるケースがあります。

頭蓋骨縫合早期癒合症が原因の短頭症である場合、頭蓋骨が正常に拡大できないため、頭蓋内圧が高くなる恐れがあります。

脳の発達に悪影響が出る可能性があり、早期に治療を検討する必要があるので、まずは専門家に相談しましょう。

短頭症は自然に治る?知っておきたいリスクについて

短頭症は、日本人がなりやすい頭のかたちです。

そのため、かかりつけ医師や健診検診担当者から「自然に治るよ」「赤ちゃんの頭のかたちは非対称なものだよ」と言われている方も少なくないのではないでしょうか?

結論から言うと、短頭症は自然に治ることはありません

時間が経ち、髪の毛が生えそろって目立たなくなることはあっても、自然に丸いかたちに戻ることはないのです。「様子を見よう」として放置していると、下記のリスクに繋がる恐れがあります。

頭のかたちがコンプレックスになってしまう

赤ちゃんの頃は気にならなくても、思春期になった子どもが頭のかたちが問題でコンプレックスを抱くことがあります

頭のかたちが原因で好きな髪型にできなかったり、かぶりたい帽子が合わなかったりと嫌な思いをするかもしれません。

発達に影響が出てしまう可能性も

頭蓋骨縫合早期癒合症が原因となっている短頭症の場合は、脳の成長に合わせて頭蓋骨が拡大できないため、脳の成長が阻害されてしまう可能性があります。

最悪の場合、運動発達や成長発達に悪影響が出る発達障害が出る可能性も否定できません

赤ちゃんの頭のかたちが少しでも気になったら、将来の我が子のことを考えて、手遅れにならないうちに頭のかたちの専門医に相談してみてください。

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赤ちゃんの短頭症を治すには?

短頭症は時間が経って目立たなくなることはあっても、何も対策をしなければ本来の丸いかたちに戻ることはありません

ご家庭でもドーナツ型の枕を使うなど頭のかたちを改善しようと努力されていると思いますが、効果が実感できない人も多いのではないでしょうか?

もし赤ちゃんの頭のかたちで悩んでいる場合には、専門医の診断を受けることを検討してみましょう

専門医の診断を受けた方が良い理由を、2つのポイントで解説していきます。

ポイント1:頭のかたちが柔らかいうちに治療を検討する

赤ちゃんの頭蓋骨は生まれたての頃は柔らかいですが、月齢が進むにつれてだんだんと硬くなっていきます

赤ちゃんの頭蓋骨は急速に成長する赤ちゃんの脳に対応できるように、すき間がある状態です。赤ちゃんが2歳になる頃には、頭蓋骨が硬くなり、骨と骨のすき間も閉じていくのです。

疾患が原因にない場合の短頭症は、寝かせ方や出産時の吸引分娩など、外部からの圧力が原因で頭蓋骨が変形してしまった状態です。元の状態に戻すためには、赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかいうちになんらかの対策をすることが重要です。

短頭症の治療をするのであれば、赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかい生後6ヶ月頃までが最も適切な開始時期です。生後6ヶ月頃を過ぎたからといって、短頭症の治療ができなくなるわけではありませんが、効果は薄まっていくと考えた方が良いでしょう。

▼ポイント

短頭症の治療の一つに、「ヘルメット治療」があります。

ヘルメット治療は、赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかい生後半年頃までに開始するのが良いとされている医療行為です。悩んでいて手遅れにならないうちに、まずは専門医の診断だけでも早期に受けることを検討しましょう

ポイント2:頭のかたちの専門医に相談してみる

仰向けで寝ている間に短頭症が進行する赤ちゃんが多いのですが、周囲は「自然に治る」と楽観視している傾向にあります。

しかし、短頭症は自然に治ることはがありません。また稀では有りますが、頭蓋骨縫合早期癒合症が原因で短頭症になっている場合もあります。

周囲の話を聞くことも大事ですが、将来の我が子のことを考えて、まずは短頭症治療のプロである専門医に相談しましょう。

専門医の診察を受けることで、以下のことがはっきりと分かるようになります。

  • 自分の赤ちゃんは短頭症なのか?
  • 短頭症であった場合、治療は必要なのか?
  • 治療が必要であった場合、どのように進めればよいのか?

頭のかたちは将来的に子どもがコンプレックスを持つ原因となったり、重大なリスクに発展したりする恐れがあります。

ひとりで悩みを抱え込まず、まずは専門医に相談してみませんか?

まとめ|短頭症かも?と思ったら悩まず相談しよう

仰向け文化である日本では、昔から短頭症になる赤ちゃんが多くいました。

絶壁と呼ばれる短頭症は「自然に治る」と楽観視されているケースが多いですが、見た目だけではなく、発達障害を引き起こすリスクもあるともいわれています

赤ちゃんの頭のかたちが少しでも気になったら、将来の我が子のことを考えて、早めに専門医に相談してみてください。

日下康子医師
日下康子医師

1989年、東北大学医学部卒業、東北大学脳神経外科入局。1997年、東北大学医療技術短期大学講師。2000年、東北大学医学部脳神経外科講師。2002年、米国フェニックス、St. Joseph’s Hospital and Medical Center, Barrow Neurological Institute 臨床研修留学。2004年、ドイツ:ハノーバー、International Neuroscience Institute 脳神経外科 臨床研修留学。2004年〜2014年、東京慈恵医科大学脳神経外科講師。2014年〜脳神経外科・脳ドック、リハビリテーション病院、人間ドック・検診クリニック部長、院長、内科・整形外科クリニック、訪問診療、と総合診療を経験ののち、2018年より医療法人社団ICVS東京クリニック勤務。2019年、同クリニック院長・理事、現在に至る。

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