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絶壁」とは、後頭部に丸みがない頭のかたちを指します。

赤ちゃんや子どもの頃に「自然に治るよ」「個性の一つだよ」などと言われて、放置されることが多いのですが、成長して大人になるにつれ、絶壁頭が原因で外見にコンプレックスを抱く人もいるのは事実です。

そこで本記事では絶壁頭の特徴や原因知っておきたいリスクや対策について詳しく解説します。

頭のかたち「絶壁」とは

「絶壁」は、頭蓋骨が変形している「頭蓋変形」の一種で、後頭部に丸みがない頭のかたちのことを言います。

  • 後頭部が丸みを帯びずに平らになっている
  • 頭の前後の長さが横幅に対して短い
  • 後頭部の平さから「短頭症」と表現されることもある

専門用語では、後頭部扁平(こうとうぶへんぺい)とも呼ばれ、赤ちゃんから大人まで誰しもなっている可能性がある頭のかたちです。

絶壁頭の原因は?

絶壁頭になる原因は主に2つあります。

病気が原因の場合|頭蓋骨が変形する病気の可能性

1つ目の原因は頭蓋縫合早期癒合症(ずがいほうごうそうきゆごうしょう)と呼ばれる、頭蓋骨が変形してしまう病気の場合です。

乳児期の脳は、2歳までに成人の 70%の大きさまでに成長すると言われていますが、生まれた直後の新生児では、頭蓋骨はバラバラのパーツに分かれています

通常は2年間かけて、頭蓋骨のパーツが繋がっていくのですが、それが何らかの原因で通常より早く繋がってしまう病気です。

大人になってから急に発症することはありません。

この病気が原因で生まれつき頭蓋骨が変形している場合は、運動能力や知能の発達に影響が出る場合があるので、頭のかたちの専門家にすぐに診察してもらうことが必要になります。

病気が原因でない場合|寝る時の向き癖

2つ目の原因は「赤ちゃんの頃の向き癖」です。

1992年、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防するためにアメリカで仰向け寝が推奨されました。その流れを受け、日本でも遅れて2000年より仰向け寝が推奨されるようになりました。

しかし赤ちゃんを仰向けにして寝かせると、下になっている後頭部には一定方向から圧力がかかり続けることになります。赤ちゃんの頭蓋骨はとても柔らかく、この圧力だけでもペタンコになってしまうのです。

「赤ちゃんの頃は、おとなしくて寝返りもうたなかった」と言われている場合は、平らなお布団に後頭部が長い時間あたっていたために、絶壁となってしまった可能性はあります。

絶壁頭は大人になってからでは自然に治らない

そもそも絶壁頭は、特に日本や東アジアを含む東洋人になりやすい頭のかたちとされています。

周りから見れば楽観的に考えらえてしまうことが多いのですが、本人にとっては大きな悩みとなっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし残念ながら、大人になってからでは頭蓋骨が硬くなっているため、絶壁頭を治すことはできません

その場合は、後頭部にボリュームをもたせるヘアアレンジをしてみたり、カットするときは一番高さが出る部分を後頭部に持ってくるようにしたりと、日常生活の中でうまくカバーしている方が多いようです。

乳幼児の場合は、頭のかたちを矯正できる

絶壁頭は大人になってしまってからでは自然に治りませんが、0歳児のうちであれば矯正できる可能性があります

絶壁頭の矯正には、向き癖を治すドーナツ枕やタオルなどを用いた体位の工夫などの他にも、「ヘルメット治療」と呼ばれる方法があります。

▼ヘルメット治療とは

まだ頭蓋骨が柔らかい赤ちゃんに治療用ヘルメットを装着してもらい、頭のより発達している部分の成長よりも、平坦な頭蓋骨部分の成長をを待機させることで、頭のかたちを自然に矯正していく治療方法です。

ヘルメット治療は1990年代に米国で始まった医療行為で、2010年頃からは日本でも「頭のかたち専門のクリニック」ができるなど注目を集めています。

なおヘルメット治療による絶壁頭の矯正は、赤ちゃんの頭蓋骨が柔らかい生後6ヶ月頃までに開始することが望ましいと考えられます。

初診を受けられるまでの待ち時間や、ヘルメットを作製する時間も加味し、早めの受診をお勧めします。生後6か月を過ぎたら治療が不可能になるわけではありません。診察した上での個別の対応になります。

絶壁頭を矯正できる期間は非常に短いため、もし0歳児のお子さまがいらっしゃる場合は、同じ悩みを大人になってから抱えることのないよう、まずは専門医に相談してみてください。

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まとめ|絶壁頭を個性で終わらさず、専門医に相談してみよう

元々の頭蓋骨のかたちや、赤ちゃんの頃の向き癖などが原因で、絶壁頭は日本人に多く見られる頭のかたちです。

周りにも絶壁頭が多いので、「個性のひとつ」として楽観的に考えられていますが、絶壁頭の本人にとってはコンプレックスを抱く原因となりかねません。

もしお子さまが「絶壁頭かもしれない」と感じたら、頭のかたちの専門家に相談してみましょう

早期に対応することでお子さまが、将来嫌な思いをせずに済むかもしれません。一人で悩まず、お気軽に相談してみてくださいね。

日下康子医師
日下康子医師

1989年、東北大学医学部卒業、東北大学脳神経外科入局。1997年、東北大学医療技術短期大学講師。2000年、東北大学医学部脳神経外科講師。2002年、米国フェニックス、St. Joseph’s Hospital and Medical Center, Barrow Neurological Institute 臨床研修留学。2004年、ドイツ:ハノーバー、International Neuroscience Institute 脳神経外科 臨床研修留学。2004年〜2014年、東京慈恵医科大学脳神経外科講師。2014年〜脳神経外科・脳ドック、リハビリテーション病院、人間ドック・検診クリニック部長、院長、内科・整形外科クリニック、訪問診療、と総合診療を経験ののち、2018年より医療法人社団ICVS東京クリニック勤務。2019年、同クリニック院長・理事、現在に至る。

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