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頭のゆがみの基本 赤ちゃんの理想の頭のかたちって?頭蓋変形しやすい理由も紹介

皆さんにとって、赤ちゃんの頭のかたちの理想はどんなかたちでしょうか?

恐らくほとんどの方は「綺麗に丸く見えるかたち」を理想とされているでしょう。ですが、赤ちゃんの頭は柔らかく、かたちが変わりやすいのも事実です。

そこで本記事では、赤ちゃんの頭のかたちを理想と近づけるために知っておくべき対策や注意点について紹介します。

赤ちゃんの頭のゆがみが生まれてくる前から始まる場合

綺麗なかたちが理想と思っていても、赤ちゃんの頭はさまざまな原因でかたちが変わってしまいます。

頭のかたちが変わることを専門用語で「頭蓋変形」といいます。

実は、頭蓋変形は赤ちゃんが産まれてくる前から始まっていることもあります。

その主な原因には子宮内の圧力や、初産・多胎妊娠になどによって子宮が狭くなることなどがあります

赤ちゃんの頭のゆがみが生まれてから始まる場合

長時間の難産により産道で頭が圧迫され続けてゆがんだり、難産で吸引分娩をおこなった時に吸引した部分が伸びてしまって頭のかたちが長くなってしまうことがあります

出産後にもゆがみが重度化する恐れがある

出産後にも、さまざまなゆがみの原因があります。

中でも「向き癖」は頭のかたちが変わる原因として最もパパママを悩ませているのではないでしょうか。

「向き癖」でゆがみが出てくることも、生まれる前からの頭のゆがみが「向き癖」により悪化することもあります

他にも、柱や床に頭をぶつけた衝撃でかたちが変わってしまったりもしますので、パパママは常に赤ちゃんの頭のかたちを意識していないといけないかもしれません。

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赤ちゃんの頭のゆがみの種類

赤ちゃんの頭のかたちでお悩みの場合、まずどのようなタイプのゆがみが生じているのか知っておきましょう。

頭のかたちのゆがみには、主に以下4つの種類があります。

  • 長頭症
  • 短頭症(絶壁)
  • 斜頭症
  • ハチ張り

とはいえ、これらの程度を親御さまご自身が判断するのは容易ではありません。

自然に治るかもしれないし…と様子見されている方もいらっしゃるかもしれませんが、頭のゆがみをそのまま放っておいてしまうと、将来的に運動能力や知能の発達が遅れてしまう可能性があります

※Hutchison BL, Thompson JM, Mitchell EA. Determinants of nonsynostotic plagiocephaly: a case-control study. Pediatrics. 2003;112(4).
Collett B, Breiger D, King D, Cunningham M, Speltz M. Neurodevelopmental implications of “deformational” plagiocephaly. J Dev Behav Pediatr. 2005;26(5):379–389

そこまで重症ではない場合でも、お子さまが頭のかたちが原因で好きな髪型を楽しめなかったり、帽子選びで苦労したり、コンプレックスにつながることもあるかもしれません。

周囲から「自然に治るから心配いらないよ」などと言われると安心してしまいがちですが、赤ちゃんの頭のゆがみは自然に治ることはありません

綺麗なかたちにしてあげたい!というお気持ちや、成長発達や将来に不安があれば、すぐに「赤ちゃんの頭のかたち」の専門機関に相談することをおすすめします

理想的な頭のかたちのためにできること

赤ちゃんの頭を理想の綺麗なかたちにするためには、やはりパパとママが赤ちゃんの頭のかたちについて意識してあげることが重要になってきます。

例えば、ゆがみの原因になる向き癖がつかないよう、寝かせ方や抱っこの仕方を工夫するなどの対策は日常的にできることです。

こまめに声をかけたり、おもちゃを使って赤ちゃんが色々な方向を向くようにしてあげるのも良いでしょう。

また、ただ意識するだけではなく、赤ちゃんを見てあげる時間がパパとママどちらかに偏ったりしないようにするのも大切です

いくら大切な赤ちゃんのためとはいえ、ずっと付きっきりだとパパとママにもストレスが溜まってしまいますから…。

赤ちゃんの頭のかたちを綺麗な理想のかたちにするためには、パパとママが協力し合っていくことが何より大切なことなのかもしれません。

ヘルメット治療も検討してみましょう!

パパとママだけで対応しきれないゆがみがある、と感じた場合には「ヘルメット治療 」も検討してみましょう。

ヘルメット治療とは、赤ちゃんの頭の重度なゆがみを治すために行われる矯正治療です。

赤ちゃんの頭が柔らかい生後2〜6ヶ月ごろから約6ヶ月ヘルメットをかぶることで、ゆがんでいる部分の自然な成長を促し頭のかたちを成長とともに矯正します。

日常的に頭のかたちについて意識していても、目を離す時間が多くなってしまうこともあるかもしれませんが、ヘルメット治療は1日の内23時間を目安に着け続けるので、ずっとつきっきりでみていなくても問題はありません。

▼ポイント

ヘルメット治療は、生後6ヶ月頃までに「赤ちゃんの頭のかたち」の専門家の診察を受け、治療するかどうかを判断した方が良いでしょう。

生後6ヶ月を過ぎてもヘルメット治療を開始することは可能ですが、赤ちゃんの頭蓋骨は日々硬くなっていくため、月齢が増すと効果が得られにくくなってしまう可能性があるからです。

ヘルメット治療の適正時期や、初診からヘルメット完成・装着開始までの期間を踏まえ、できるだけ早いご予約、ご相談をおすすめします

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まとめ|パパとママだけで悩まないで専門家に頼りましょう

今回は赤ちゃんの頭を理想のかたちにしていくために知っておいて欲しいことを紹介してきました。

赤ちゃんの頭は柔らかく、かたちがゆがみやすいのが特徴です。

そのため、パパとママが歪みに対してのアンテナを張り、協力し合いながら理想のかたちにしていくことが大切です。

少しでも頭のかたちに不安や違和感を覚えたら、すぐに「赤ちゃんの頭のかたち」の専門家に相談しましょう。

赤ちゃんの頭を理想のかたちにしてあげたい!と考えているパパとママにとって、今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。

日下康子医師
日下康子医師

1989年、東北大学医学部卒業、東北大学脳神経外科入局。1997年、東北大学医療技術短期大学講師。2000年、東北大学医学部脳神経外科講師。2002年、米国フェニックス、St. Joseph’s Hospital and Medical Center, Barrow Neurological Institute 臨床研修留学。2004年、ドイツ:ハノーバー、International Neuroscience Institute 脳神経外科 臨床研修留学。2004年〜2014年、東京慈恵医科大学脳神経外科講師。2014年〜脳神経外科・脳ドック、リハビリテーション病院、人間ドック・検診クリニック部長、院長、内科・整形外科クリニック、訪問診療、と総合診療を経験ののち、2018年より医療法人社団ICVS東京クリニック勤務。2019年、同クリニック院長・理事、現在に至る。

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