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ヘルメット治療のこと

ヘルメット治療とは?基本的な流れや、よくある質問を紹介します

2020年8月3日

【監修者】橋都 浩平 先生

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。
同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

「ヘルメット治療」って具体的にどんな治療なの?

赤ちゃんの頭のゆがみを治す手段として、ヘルメット治療にたどり着いたママ・パパも多いことでしょう。親としての選択に後悔がないように、ヘルメット治療の内容を詳しく知っておきたいですよね。

この記事では、そんな疑問にお応えすべく、以下のようにヘルメット治療についてのあれこれを解説していきます。

・ヘルメット治療とは?
・ヘルメット治療を始める時期は?
・初診からヘルメット装着までの基本的な流れ

費用や治療の内容、どんな場合に治療すべきかといった疑問や、ヘルメット治療のよくあるQ&Aなど、治療を検討する上で知っておくべき内容をまとめました。ぜひ、最後までご覧ください。

ヘルメット治療とは

まず、ヘルメット治療について詳しく解説します。

ヘルメット治療は、頭のかたちを正しくするもの

ヘルメット治療は、ヘルメットをかぶることで赤ちゃんの頭のかたちを矯正する治療方法です。

ヘルメットのタイプはさまざまで、赤ちゃんの頭を圧迫しすぎないよう低反発クッションで包み込むタイプもあります

頭のゆがんでいる部分は自然な成長をうながし、反対に出っ張っている部分は適度に加圧することで、ごく自然に頭のかたちを矯正します。

寝かせる向きを変えたり、ドーナツ枕で対策をするよりも、短期間で頭のゆがみの改善を期待できるのがヘルメット治療の特徴です。

またヘルメットをかぶっていることで、やわらかい赤ちゃんの頭を日常的に保護できるというメリットもあります。

ヘルメット治療が必要なケースは?

ヘルメット治療が必要なケースは、頭がゆがんでいることによって健康や発育に影響がある場合です。

上の図は、赤ちゃんの頭のゆがみを上から見たものです。

・短頭(たんとう、別名:絶壁)・・・後頭部が丸みを帯びずに平らになっている状態。
・斜頭(しゃとう)・・・後頭部が斜めにゆがんでいる状態。
・長頭症(ちょうとうしょう)・・・頭が縦に長く伸びていて、後頭部が大きく突き出し、細長くなっている状態。

と、かたちの特徴ごとに、主に3種類に分けられます。

これらのゆがみが進行すると、健康や発育に影響が出るおそれがあります。

中には「頭蓋骨縫合早期癒合症(ずがいこつほうごうそうきゆごうしょう)」という、病気が原因でゆがみが現れていることもあり、この場合にはヘルメット治療の対象とはなりませんので、注意が必要です。

頭のゆがみを放置しておくと、例えば以下のような恐れがあります。

・目や耳の位置、顔面のゆがみ、歯並びなど見た目に影響する
・おすわりや歩行が遅れる
・顎のかみ合わせに影響が出る
・言葉を発さない、視線が合わないなどの精神発達が遅れる

治療が必要かどうかを自己判断することはむずかしいので、頭のゆがみが少しでも気になったら、一人で悩みを抱え込まず、まずは病院で診察を受けてみましょう。

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ヘルメット治療を始めるタイミング

ヘルメット治療を始めるタイミングは、生後3〜7カ月が望ましいとされています。

赤ちゃんの頭は、生まれた時が一番やわらかく、成長にともなって硬くなっていくからです。

最近では、日本でもヘルメット治療を扱う病院が増えてきており、身近な治療になりつつあります。なおヘルメットをかぶる期間は、個人差もありますが、専門医の判断により半年〜1年ほどです。

ただし、赤ちゃんの個人差によって、骨の柔らかさや成長度合いは異なりますので、ヘルメットの装着期間も異なります。

頭のかたちを矯正しやすいうちに、なるべく早く治療を始めることが大切ではありますが、間違った判断をしないよう、必ず医療機関の専門医の判断を仰いでください

開始が遅れるとゆがみの改善の効果は下がると言われており、後悔しないためにも早めに相談するようにしましょう。

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ヘルメット治療の費用

ヘルメット治療にかかる費用は、ヘルメット約40〜50万円程度+診察・検査代です。

これは、治療する病院やヘルメットの種類によっても異なります。

医療費控除の対象なので、確定申告をすることで補助を受けることができます。

ヘルメットの代金は決して安いものではありませんが、赤ちゃんの健康には変えられません。頭のゆがみは病気が関わっていることや、発育に影響が出ることもあるのです。

頭のゆがみによっては、大きくなってから歯並びやかみ合わせに影響が出ると、歯科矯正(100万程度)が必要になるかもしれません。

赤ちゃんのうちに気づくことができたなら、ぜひ治療を検討しましょう。

日本で使われているヘルメットのおもな3種類

ヘルメット治療に使われるヘルメットは、おもに3種類あります。

1. アイメット

アイメットは、日本の企業である株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが製造しているヘルメットです。

2019年にグッドデザイン賞(Good Design Award 2019)を受賞しており、

・日本人の頭や気候にぴったり合うように作られている
・ヘルメットの内部に低反発クッションが採用されており、皮膚トラブルを低減
・完全オーダーメイドの3Dプリントで作られており、非常に軽い

といった特徴があります。

上の図のように、内側に「低反発クッション」があることによって赤ちゃんの頭をやさしく包みます。

ヘルメットで保護されることで外部からの圧力を受けず、頭の変形を抑えることができます。

変形を抑えながら、上図の「矯正スペース」によって、頭のへこんだ部分を正しいかたちへ導くことができるのは他にないメリットです。

2. スターバンド

スターバンドは、アメリカに本社を構える株式会社AHS Japan Corporationの製品です。

ヘルメット治療はアメリカ生まれということもあり、世界中で使用されているのが特徴です。海外だけではなく、日本にもヘルメットの調整ができる施設があります。

引越し先でも、変わらずに施設に通うことのできるメリットがあります。

また、様々なデザインを選べるのも特徴です。

参照:頭蓋形状矯正ヘルメット治療とはどんなものなのか?

3. ミシガン頭蓋形状矯正ヘルメット

ミシガン頭蓋形状矯正ヘルメットは、アメリカの会社ダンマープロダクツが製造し、株式会社メディカルユーアンドエイが販売しているヘルメットです。

ヘルメットの前後についている2個のパーツを回すことで、ヘルメットのサイズを拡張することができるのが特徴です。国立病院などで使用されています。

初診からヘルメット装着までの基本的な流れ

ここからは、初診を受けてヘルメットを装着するまでの基本的な流れをご紹介します。

1. まずは相談から始めよう

「わが子の頭のゆがみ、ヘルメット治療が必要なのかも?」

そう思ったら、まずは専門家に気軽に相談するところから始めましょう。

頭のゆがみは、病気や発育への思わぬ影響が隠れていることもあり、自己判断は危険です。

わずか3分の入力で、専門家に無料相談!

専門家への無料相談窓口では受診の必要性、受診すべき病院についてアドバイスを受けられます。

向き癖やヘルメット治療について、お悩みになっていること、もっと知りたいことなど、ぜひお気軽にご相談ください。

専門家がヘルメット治療に関する不安な点をお聴きしながら、病院についても適切なアドバイスをさせていただきます。

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2. 紹介先の病院へ診察・検査に行こう

専門家への無料相談で紹介を受けた病院や、かかりつけ医から紹介された病院に診察へいきましょう。医師による診察や検査をおこなうことで、ヘルメット治療が必要かどうかを判断してもらうことができます。

病院を受診したから、治療を受けなければいけないわけではもちろんありません。

医師によって治療が必要と判断され、ご家族が自費での診療を希望した場合に治療が進められます

病院で診断結果や説明を聞き、治療をしない選択肢もあります。

まずは、診察へ行ってみましょう。

3. オーダーメイドのヘルメットを作成する

治療をすることを決めたら、オーダーメイドのヘルメットを作成していきます。

3Dスキャナーを使って赤ちゃんの頭を精密に測り、赤ちゃん一人ひとりに合わせたヘルメットが作られます。

4. ヘルメットを装着して治療をする

ヘルメットが届いたら、実際に装着して治療をはじめていきます。

はじめに、装着して問題がないことを確認します。その後は、1日2〜3回、数時間から少しずつヘルメットを慣らしていきます。

最終的には、日常的に23時間の装着を目指します。お昼寝や夜眠るときにも装着をして、お風呂以外の時間はヘルメットをするのが理想です。

5. 定期的にヘルメットの微調整をする

4〜6週間ごとに病院の診察に通います。

診察では、

・治療の経過
・肌のトラブルの確認
・頭の成長に合わせてヘルメットの調整

をおこないます。治療の期間は、医師の判断によって半年〜1年ほどかかります。

ヘルメット治療についてよく聞かれるQ&A

ここからは、ヘルメット治療をはじめる前に知っておきたい内容をQ&Aでまとめます。

1日の装着時間はどのくらい?

1日の装着時間は、できるだけ長い時間の方が効果があるとされています。

お風呂に入るとき以外の23時間つけているのが理想です。

しかし、最初から23時間つける必要はありません。

1日数時間から少しずつ慣らしていき、最終的には夜寝るときにもつけていられるようにしましょう。ゆがみの矯正は、夜寝ている時に特に効果があるといわれています。

赤ちゃんの首や体に負担はかからない?

重そうなヘルメットを頭につけて、赤ちゃんの首や体に負担がかからないのか心配になるかもしれません。

結論からいうと、そのような心配はありません。

なぜなら、赤ちゃんの首や体に負担のないようにヘルメットの軽量化がされているからです。

ただし、メーカーによって重さが異なるほか、低月齢(0〜2カ月)の赤ちゃんにとっては負担になってしまう場合もあるので、それぞれに合ったヘルメットを必ず主治医と相談して決めましょう。

子どもが装着を嫌がったときは、どうすれば良い?

子どもが装着を嫌がってしまうこともあるかもしれません。

ヘルメットを嫌がってしまったときは、医師に相談してみましょう。

「ヘルメットを装着する時間を減らす」などの対策ができる場合もあります。

また、最初はヘルメットを嫌がっていても、だんだん慣れてくるケースが多いようです。誰でも、今までしていなかったことを急にするという”変化”には戸惑いますよね。

赤ちゃんも同じです。

「肌のかぶれや体への負担はないか?」などを観察しながら、慣れるまでゆっくり様子を見てあげてください。

ヘルメットに装飾をするのも良いかもしれません。大好きなキャラクターや好きなシールを貼るのも楽しいですね。お子さんがヘルメットを楽しんでつけられるように、工夫をしてみましょう。

医療保険の対象にはなる?

ヘルメット治療は、医療保険の対象外です。

しかし「医療費控除」の対象になりますので、治療をおこなった年に確定申告をすれば補助を受けることができます

ヘルメットの掃除はどうすれば良い?

ヘルメットの掃除は、除菌をしてよく乾かしましょう。

具体的には、アルコール70%以上のウェットティッシュでしっかり内側を拭き、陰干しやドライヤーを使うなどしてよく乾かします。

1日中ヘルメットをつけていることで少なからず内側が蒸れてしまい、菌が繁殖して臭いが発生したり、赤ちゃんの肌が荒れてしまうこともあります。

夏場は特に汗をかきます。ヘルメットの掃除は、1日の中でもこまめにおこなうようにしましょう。

どんな先生が診てくれるの?

ヘルメット治療を扱っている病院で、頭のゆがみに詳しい専門家の先生に診てもらうことができます。

・脳神経外科
・頭のかたち外来
・小児脳神経外科

など、ヘルメット治療を提供している病院で診療をおこないます。

先生選びに迷ったら、相談してみよう!

専門家に相談することで、頭のゆがみの状態やお住まいの地域における最適な病院がわかります。

病院の選びかたに関するご相談は、こちらの専門家への無料相談窓口からお気軽にご相談ください。

遠方で診察にいけない場合はどうしたら良い?

「ヘルメット治療を扱っている病院が近くにない!遠方で行けない…」

そんな方は、まずは専門家に相談しましょう。

まとめ|まずはヘルメット治療が必要か相談してみよう

ここまで、ヘルメット治療について詳しくご紹介してきました。

ヘルメット治療をおこなうべきかの自己判断はむずかしいため、医師の診察を受けることが大切です。

頭のゆがみが進行してしまうと、赤ちゃんの健康や発育に影響が出るおそれもあります。

治療をするなら、赤ちゃんの頭がやわらかい生後3〜7ヶ月でスタートするのが望ましいです。

診察を受けることで、

・どの原因でゆがみが起こっていて
・お子さんのゆがみはどの程度のものなのか

を正しく知ることができます。

また、ヘルメット治療が必要かどうかに加えて、

・病院に受診すべきか?
・わが子の頭のゆがみは大丈夫?
・どの病院・クリニックに受診すべきか?
・向きぐせや発達など、不安に思っていること

なども相談することが可能です。

お一人で悩まず、ぜひお気軽に相談してみてくださいね。

監修者 橋都 浩平(はしづめこうへい) 先生

監修者橋都 浩平 先生

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

日本赤十字社医療センター小児外科部長、東京大学小児外科教授を歴任後、東京西徳洲会病院で総長を務める。同院を退任後、現在はメディカルノート社外取締役及びジャパン・メディカル・カンパニー社外取締役。これからの医療には産業界との連携が欠かせないという考えのもと、医療人として・企業人として、双方の視点から医療の進歩に貢献している。

お子さまの頭の形でお悩みのご家族の方へ

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